1328号「存在の愛」


 砂辺光次郎

 講義録1328号

 (2008/9/8)


 ★次回以降の予定★


 「夢を描かないと、夢が逃げてしまう」

 「強く生きる」

 「成功者の町に入れるか?」

 ・・・・・などです。


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 (ここから本文です。)



 1328号「存在の愛」



 社長、リーダーにとって、大事な資質とは何か。


 社長、組織の長、リーダーとして、普通は、組織の目標、情熱、指導力といったことがあげられます。


 ただ同じようなことを書くなら、私がここで文を書く意味がありません。


 私はここで別の観点を述べてみたいと思います。


 二点だけ書いてみます。


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 一つ目。


 まず、社長は部下にすべてを見られている、ということです。


 これは非常に重要な観点です。


 社長は、部下のことは実はなかなかわからない。


 しかし、社長は、すべてを部下に見られている、ということです。


 部下から言えば、部下は、社長のすべてを見ている、ということです。


 そして部下たちは、


 「この社長はしっかり仕事しているのか。」


 「実力はあるのか。」


 「実力はなくても、努力しているのか。」


 「家族関係はいいのか悪いのか。」


 「俺たちのことを本当に思っているのか。」


 「本当は、自分さえ良ければいいのではないか。」


などと、じーっと見ています。


 じーっと、社長を見て、判断しています。


 その結果、


 「この社長には、見切りをつけよう。」


とか、


あるいは、


 「この社長には、最後まで着いていこう。人生をかけよう。」


などと、判断しているのです。


 社長は、自分のやっていることを隠すことはできません。


 すべて見透かされています。


 ガラス張りです。


 サボっているならサボっていると、一生懸命やっているなら一生懸命やっていると、すべて見られています。


 ならば社長はどうしたらいいか。


 心から社員を愛し仕事に命をかけることだ、


 そう考えています。


 そうしないと、とてもではないが、会社は維持できないのではないか、そう考えます。


 いかがでしょうか。


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 二点目。


 組織の長が持つべき心のあり方について考えます。


 たとえば、西郷を考え、龍馬や吉田松陰、現代では、ビルゲイツなどを考えて見ます。


 すると、究極的には、


 「無欲の大欲」


というところに行き着くように思うのです。


 「無欲の大欲」とは、自分自身に関してはもうさっぱりした気持ちでいて、しかしながら、事業の社会貢献に関しては意欲満々である、という姿であろうと思うのです。


 自分は愛を放つ一方であり、社員や部下を元気付け、偉大な事業を推進していく心であろうかと思うのです。


 偉大な成功者はまさにそうした道を歩んでいたはずです。


 大きな成功を実現したリーダーは、その人間性において


「気高さ」


「高貴さ」


を放っています。


 その根源は、「無欲の大欲」であろうと思うのです。


 組織の長は、成功の階段を上るにつれて、ますます、謙虚になり、感謝に満ち、多くの愛を与えています。


 ここに、もう1つ「存在の愛」という考え方があります。


 「存在の愛」とは、分け隔てのない愛、その組織の精神となるような愛です。


 この存在の愛は、会社や家庭において、それぞれの立場で可能な、最高の愛の姿であると考えます。


 たとえば、父の愛、母の愛はリーダーのひとつの理想像であろうかと思います。


 ここに究極のリーダーの理想像を見るのです。


 以上、今回は二点だけ書かせていただきました。