1308号「女子ソフトボールに乾杯!」


 砂辺光次郎

 講義録1308号

 (2008/08/19)


 ★次回以降の予定★


 「なぜ本を読んでも成功しないのか?」

 「なぜ夢を描いても成功しないのか?」

 「トラウマ、前世の記憶」

 ・・・・・などです。


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 (ここから本文です。)



 1308号「女子ソフトボールに乾杯!」




 「今日はソフトボールの決勝戦を見よう!」


 仕事が早く終わったので、足早に帰宅した。


 奥へ行くと、


 「打った、打った。やったー。」


と妻が両手を上に挙げながら、ピョンピョン飛んでいた。


 日本が先制点を取ったときだった。


 自分も夕食をとりながらさっそくテレビ観戦をした。


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 「上野投手は、昨日もあれだけ投げて、まだ今日も投げているの?」


 「そうなの。すごいの。」


 上野投手は、中学生の頃から実力を発揮していた。

 しかし、周囲から「才能があるんだね。」と言われると反発したという。


 「自分はそれだけたくさん練習しているんだ。」


という思いがあった。


 朝4時に起きて走り、本を読むときも腹筋をしたという。


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 上野投手はいつも「勝っても泣かない。」と決めているという。


 だから、今回も勝ったときは、天に向かって叫んだ。


 「勝ったー!」


 しかし、仲間たちとマウンド上で歓喜の輪に包まれたとき、声が震え、目が潤んできてしまった。


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 (昨日の話になります。)


 昨日の準決勝は、延長が続き、両軍ともに死闘を繰り広げていた。


 最後、西山選手がサヨナラヒットを打って、日本は見事勝った。


 この西山選手の話も、あとで聞いて、感動した。


 西山選手は、生まれつき心臓の弁に障害があり、スポーツはしてはいけない体だったそうだ。


 しかし、中学2年のとき、今回の監督を務めた齊藤監督にあこがれ、ソフトボールを本格的に始めた。


 その頃、心臓の弁の移植手術を受けた。


 術後は順調だった。


 しかし完全に治ったわけではない。


 西山選手は心配する父親にこう答えたという。


 「グラウンドで死ぬのは怖くないからやらせてほしい。」


 父は折れた。


 そして、10年、ついにあこがれのオリンピックのひのき舞台にのぼった。


 しかもあこがれの齊藤監督といっしょだった。


 オリンピック前、医者から「五輪に行っていい。思いっきりやってみなさい。」とお墨付きをもらった。


 「やってやる。世界中に最高のプレーを見せる!」


 こう、心で誓ったという。


 そして、延長12回裏、見事、最高のプレーで締めくくった。


 世界中に感動を与えた。