1307号「男とプライド」
砂辺光次郎
講義録1307号
(2008/08/19)
★次回以降の予定★
「エメラルド・ブルー!」
「トラウマなんて、へっちゃら」
「前世の影響」
・・・・・などです。
・・・・・・・・・・
(ここから本文です。)
1307号「男とプライド」
今日は少し厳しい話をしますね。
最近、数人の、家庭内暴力で困っている母親たちや、その子供たち(今回は男の子のみ)と話しました。
そこで感じたのは、どの家庭にも共通していることがあって、それが、母親が子供を信じていない、ということでした。
母親が子供を信じていないと、その「信じていない」という気持ちが子供に伝わり、子供は反発して暴れたり、母親が一番いやがる行為(バイクで暴走するとか、タバコをすうなど)をするようになります。
もちろん、それ以外にも原因はあると思いますし、子供のほうにも原因がいろいろあるとは思います。
それでも私が特に強く感じたのが、母が子を信じてない、ということでした。
母が子を信じていないので、母は、たとえば子供の机の引き出しの中を調べたり、どこへ行っているのかなどを調べて、自分の管轄下に置こうとします。
(その気持ちは十分わかりますが、)
そうすると、子供は、「自分は疑われている。」「信じられてない。」という気持ちになり、愛情を断たれた気持ちや、母子の一体感を失った気持ちなどを持つようになります。
高校生ぐらいの男の子になると、プライドを傷つけられた、という気持ちも強くなると思います。
そのとき、(自分が信じられていないと思ったとき)、自分の心の表現として、大声で母をどなるとか、皿を割るとか、そういう行動に出ます。
あるいは、母親が一番嫌がりそうなこと、たとえば不良グループに入るとか、そういうことをするようになります。
それは、心の中の寂しさの表現であり、あるいは、親を困らせるための演技でもあります。
母の前で、母が困るような演技をしているわけです。
・・・・・・・・・・・
今回はこの「プライドを傷つけられている」ということを特に話したいと思います。
(女の子も同じだとは思いますが、)男の子にとってはプライドはものすごく大事で、もしも、プライドを傷つけられたとしたら、名誉回復しない限り、どんな立派な理屈も通じなくなります。
どんな解決策もあり得ません。
それぐらい大きなことです。
・・・・・・・・
男の子はプライドを傷つけられたら、もはや説得や理屈は通じません。
そうなった場合は、理屈を超えて、ただただ、反発し続けるでしょう。反抗するでしょう。
家庭内暴力の場合は、母親が男の子のプライドを傷つけてしまっている、と思います。
子供を信じていない、とか、監視する、とか、子供を管理下に置こうとする、ということで、男の子はそれを感じ、プライドを傷つけられてしまっているのだと思います。
こうなると、一部の男の子は、自分の気持ちを暴れることで表現するしかなくなります。
親や教師が理屈をいっても、彼らの暴走を止めることはできません。
プライドを守ってあげることだけが解決策なのです。
・・・・・・・・・・
(後半は、大人の男女関係についてですが、今回は省略します。)