1293号「なぜ近い関係の人を嫌いになるのか?」



 砂辺光次郎

 講義録1293号

 (2008/8/11)



 ★次回以降の予定★



 「前世の影響はあるか?」

 「田中角栄の天下取り」

 「成功へのイメージ法」

 ・・・・・などです。



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 (ここから本文です。)





 1293号「なぜ近い関係の人を嫌いになるのか?」





 新しく知り合った人とはしばらくは仲良くできるが、だんだん親しくなって人間関係が濃くなってくると、その人がイヤになり、きらいになってしまう。そういう傾向の人がいます。



 親しくなってくるとなぜ相手を嫌うようになるのでしょうか。



 親しくなるにつれて相手がいやになるというのは、ひとつには、相手のアラが見えてくる、ということもありますが、もっと根本的な心の問題があると考えています。



 また、親しくなるにつれて相手を嫌うようですと、永遠に親しい人間関係ができません。



 そういう人は、寂しいですから、常に新しい関係を求めるようになります。



 しかし、新しくできた友達もいずれきらいになるので、結局、生涯友達のいない寂しい人生を送るようになってしまいます。





 ある中年男性は、両親をきらい、兄弟をきらい、会社の人たちをきらい、サークルなどで知り合った人たちを嫌っています。



 しかし寂しいので、新しい人間関係を求めて、また新しいサークルに入ろうとしています。



 しかし、この男性は、また、親しくなると相手を嫌うようになるでしょう。



 そういう自分の心の傾向に気づき、そこを直そうと思わない限り同じことの繰り返しになります。



 これでは孤独地獄に陥ってしまいます。



 どうしたらいいでしょうか。



 何が原因なのでしょうか?



 今回はこうした傾向について考えたいと思います。



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 私が思うところの結論をいきなり書いてしまいますが、



 原因は、たいていの場合、



幼少時の親子関係で心を閉ざしてしまった



ことにあると考えます。



 なぜ親子関係で心を閉ざしてしまったのかと言いますと、たいていの場合、



「小さい頃の親子関係で、親の言葉に恐怖心を抱き、自分の本心を出せなくなったためである」、



と推測しています。



 (加藤諦三さんのご著書も参考になっています。)



 親の言葉に恐怖心を抱き、自分の本心を外に出せずに、内に隠すようになったわけです。



 そういう人は、長い間、自分の本心を出さないようにしているため、そのうち本当の自分は「無い」と思うようにもなってしまいます。



 外に出しているのは演技している自分ですが、演技している自分が本当の自分であると思い込むようになります。



 そして長い間錯覚した人生を送るわけです。



 ただし、こういう人でも、心の奥で、かすかですが、今の自分の生き方は本当の自分ではないと感じているものです。



 そしてこういう演技している自分をきらいになります。



 自分をきらいになるとは、こうした経緯を経るわけです。



 (続きは明日書きます。)