1291号「生死を超越!山岡鉄舟」


 砂辺光次郎

 講義録1291号

 (2008/08/08)


 ★次回以降の予定★


 「強くなるには」

 「夢実現の極意、三点」

 「対人恐怖の克服」

 ・・・・・などです。


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 (ここから本文です。)



 1291号「生死を超越!山岡鉄舟」


 幕末はそうそうたる人物がきら星のごとく輩出していた。


 人物の大きさ、凄みで言えば、まずは、


 山岡鉄舟


 剛勇無比。五百年後に射程を置いた男。


 半端な考えではまったく歯が立たない。


 そして、


 吉田松陰


 目もくらむ志の高み、鋼鉄の信念、生死を超越した行動原理。


 こうした生死一如の武闘派、その狂気によって時代は切り開かれてきた。


 出でよ!平成の志士たち!


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 以上が前置きです。


 今日は、山岡鉄舟について話しましょう。


 どんな人物であったか。


 (エピソード1)


 山岡鉄舟は幕府側であった。


 西郷が、倒幕の軍勢数万を率いて、江戸城総攻撃のため進軍しているとき、山岡がそれを知る。


 「このままでは江戸中が火事になる。


 江戸の民衆に迷惑がかかることはいけない。」


 すぐさま家に戻り、湯漬けを立て続けに十杯食い、そのまま家を出る。


 品川をこえ、多摩川をこえる。


 西へ西へと、どんどん走る。


 西に行くにしたがって、道沿いに進軍している西郷軍の数がだんだん増えてくる。


 西郷軍は道の両側。


 その真ん中を突っ走る山岡。


 刀は持ってない。


 普通なら、その場でたたき切られるところだ。


 しかし、山岡の気迫に、誰も手を出せない。


 藤沢をこえ、箱根街道を西へとひた走る。


 ついに西郷の居る野営陣地にたどり着く。


 陣地の兵士たちは何事かと騒然とする。


 西郷がゆっくりと出てきて、山岡を迎える。


 西郷と山岡がさしで話す。


 その結果、江戸城総攻撃の中止が決まった。


 話し合いが終わり、山岡が江戸に戻るその背中を見て、西郷が部下にこう語った、


 「世の中には、金も名誉も命もいらないという男がいる。


 しかし、こういう男がいないと、世の中は変えられない。」