1156号「親子関係から何を学ぶか2」


 砂辺光次郎

 講義録1156

 (2008/05/28)


 自分が親を選んで生まれてきた、という話をしました。


 そのことについてはなしますね。


 幼児心理学の本や信用できる新聞記事、エドガー・ケイシーのように信用できて高い評価を得ている霊的者、オーラの泉の江原啓之さんのおっしゃっていることなどを総合して自分なりにまとめた考えを言ってみます。


 最初私は、自分が生まれるときに親を選んで生まれてきたという話を聞いたときに非常にびっくりしました。


 ただ、生まれる前のことは三歳ぐらいまでの子供はけっこう記憶にあるようですね。世間では結構普通の話のようです。


 そういうことを書いた心理学の専門書もあるということですし、新聞記事にもなっていたことがありました。


 そういうことは、成長するにつれて忘れてくるのですが、ただ生まれる前の世界などがあるということを完全に忘れてしまってもいけないので、数%の人に霊能力を与えてあると思うのです。


 またたいていの人に霊的体験をさせているのです。


 毎日寝たり夢を見たりするのは、あの世の生活を忘れないようにさせるためだという考えもあってなかなか説得力があるなあと感じています。


 それで生まれる前はどこにいるかというと天国にいるわけです。


 天国は居心地がよくてずっといたいわけですが、あまりに長くいると自分が成長しないので、そろそろ自分を鍛えようかと思ってこの地上に生まれてくるのです。


 こういう話はテレビなどで江原氏が言っていることや、まともで信用できるエドガー・ケイシーのような霊能力者の話を整理整頓して言っているのです。


 私が実際に記憶しているわけではありません。


 ついでに言えば、天国はだいたいこの世と同じであって、体もあるしたくさんの人がいて、みんなで仲良く生活しているわけです。


 レベルの高い人は指導者として忙しく働いているのです。


 そういうようになっていると思います。


 それで、天国からいよいよ地上に生まれようとするときに、もともと縁ある人たちと約束するわけです。


 「今度、お母さんになってよ。僕、あなたの子供になるから。」

 「わかったわ。じゃあ、先に私が地上に生まれるから、三十年後に必ず生まれてきてよ。」


 というようなことを約束していると思うのです。


 それで先に母親と父親がこの世に下りてきて、しばらくしてから、たとえばあなたが、その子供としてこの世に生まれてくるわけです。


・・・・・・


 人生というのは、舞台の上のようなものなのです。


 ある人はお母さん役をし、ある人は子供の役をするわけです。


 学校の先生の役をする人もいるし、それぞれの役を演じるわけです。


 自分が選んだ役なのだから一生懸命演じればいいわけです。



 それで役を終わった人は「やれ、やれ」という感じで舞台の裏の楽屋に戻るわけです。


 ひと風呂浴びてゆっくりするわけです。


 これがあの世であり、天国なのだと思うのです。


 もちろん人をいじめたりして悪いことをしていたら天国にはみんなと一緒にいられないわけですから、楽屋でも端っこのほうの薄暗いところに行って、同じような人たちと一緒にいるわけです。


 これが地獄なのです。


・・・・・


 ここで質問がありましたので、お答えしたいと思うのですが、私たちの宇宙はもちろん大きいのですが、大きいといっても三次元なわけです。


 このまわりに四次元、五次元、六次元・・・とさらに大きな世界が広がっているわけです。


 あまりにも巨大で人間には分からないぐらいです。


 この四次元、五次元・・・・というのが霊界だと思うのです。


 これで質問の方よろしいですか?


・・・・・


 それでようやく本論に入りますけど、この世の話に戻りますよ、いいですか。


 親子関係の中でおたがいに誤解を生じる場合があるんです。


 親はもちろん愛情で子供に接し、子供は親の愛情をたっぷりと受けようとするのですが、たとえば、親が愛しベタ、子供のほうも愛されベタ、ということがあるわけです。


 あるいは親のちょっとした言葉で、子供の心の恐怖心が宿ってしまう場合もあるわけです。


 (続きます)