「友達のできない人」

(対人恐怖、または、友達ができない人)

砂辺光次郎

講義録1055

(2008/03/03)

加藤諦三さんの講演会を一部要約します。

1、

対人恐怖、または、友達ができない人は、なぜそうなのか。

そのもっとも中心的な原因は、心理学用語ですみませんが、「抑圧」だと考えられます。

抑圧とは、意識の奥深くに押し込めてしまっている「本音」です。

たとえば、本当は、自分はケチである、とします。しかし、それを自分は気づきたくない。自分がケチであることを、自分は否定していて、心の奥深くに隠している。そういう人は、ケチな人を見つけると激しくけなします。それは、自分の心のなかにある、ケチという本音をきらっているので、ケチな人を激しくきらうわけです。

権力欲を本心で持っている人は、権力欲に燃えている人を激しく憎みます。

自分が本当は臆病であるのに、それを隠したい人は、臆病な人がいると、その人を激しくののしります。

自分が非難攻撃している人は、まさに自分自身なのです。

(ここからの段は、解説を飛ばします)

抑圧が強いと、神経症的になり、相手に対して不合理と思えるほどの自己中心的要求をします。

また、抑圧が強いと、相手への要求が「復讐」のようになります。復讐的なエネルギーに基づいて、相手に要求を出していきます。相手を攻めることならば、エネルギーが出るわけです。



(ここまで、解説を飛ばしました。)

さらに、抑圧が強いと、他人に対して警戒心が強くなり、他人に対して恐怖心が出てきます。

他人が自分を否定するのではないか、などという気持ちがあるのです。

それはダンスパーティで、ダンスを誘うのがこわいのと同じです。

したがって、そういう人は、他人と親しくなることができません

親しくなると、相手が自分の実体を知って離れるのではないか、という気持ちがあるので、親しくなったとたんに、親しい関係を壊すような行動に出てしまうのです。

友達ができない人の場合、根本的な理由は「抑圧」だと思います。

解決策はあります。

それは、自分が隠している「本音」を探ることです。

幼少時までさかのぼって、人生をよく反省してみることです。

(長いので以下省略)