「男が弱すぎる(8)」


砂辺光次郎

講義録1002

(2007/12/15)







強くなろうとするならば、それを常に意識していることだ。



昔の武士はそうだった。



強いことが、重要な条件だった。



だから、常に自分を強くすることを意識していた。



剣術、座禅、などで胆力をつけようとしていた。



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男として立派に立っているかどうかは、顔とオーラに出ている。



顔とオーラがすべてを物語っている。



その男が、使命に命をかけているかどうか、実際に仕事しているかどうか、それは顔に出ている。全体の雰囲気に出ている。



顔とオーラがダメなら、まだ、仕事していない、ということだ。



口先だけだ、ということだ。



顔とオーラが変わるまでやらなければならない。



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使命に命をかけることだ。仕事に集中し、努力を積むことだ。



それによって、自信と勇気ができる。



そして指導力がつく。



顔とオーラを変えなければならない。



そこまでやらなければならない。



面構えがすべてを物語っている。



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いまだにひ弱であるということは、原因はだいたい幼児期にある。



「強い母親」に押しつぶされてきたということだ。



強い母親にやられてきた、ということだ。



あるいは、幼児期、少年期、青年期と、やられてきて、いじめられてきた、ということだ。



だから、ビクビクしているんだ。



だから、おどおどしているんだ。



その弱さを克服せよ。



その弱さを直視せよ。



自分を知ることだ。



逃げてはならない。



逃げて、相変わらず、ちっちゃい、せこい、ずるい生き方をしている、というような、そんな情けない人生を送るな。



それを今後の指針としたい。(続く)