数学とは数に関する知識の体系ですが、図形も数学の研究対象です。
素朴に考えると、「数」と「図形」とは全く異なるものです。
しかし、図形を研究するためには、長さ・面積・体積・角度といった、
数で表される性質が重要です。
図形の性質が、数を使って研究されるということです。
いくつかの数を指定すると、図形そのものが決まってしまうことさえあります。
例えば、三角形は、みっつの辺の長さを指定すると完全に決まります。
図形を研究する際に、数が本質的に重要であるため、
数と図形は共に、数学というひとつの学問の対象になるのです。
