娼年
娼夫リョウ、20歳の夏にボーイズクラブのオーナー御堂静香に出会い、娼婦となる。女性の様々に抱く欲望を受け入れながら20歳の夏を鮮烈に描いている恋愛小説。
小説・映画・舞台といろんな展開がされている本書。
新しい作品で衝撃を受けました。
大学生が娼婦になり、女性の欲望を主人公の男性を通して描き出す。今までにない視点で欲望を描きだします。
男性にも様々な種類の欲望があり、もちろん女性にも同じかそれ以上の欲望があります。娼婦という立場になることで、自然と女性と交わるので少し変わった形の欲望や日常で抱いた欲望に触れます。
それが異常とか変だとは思いませんが、少し男性の欲望とは違う感じで新鮮でページをめくる手が止まらなくなりました。