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2015年10月。中学2年生の萩原友人は、伯母の住む札幌を訪れる。それはいじめられる日々からの束の間の逃避であった。友人はひょんなことから伯母の勤務する病院に神風特攻隊の有名人・佐々木友次が入院していることを知る。 

いじめの苦しさから逃れるため、自殺を試みるも思いとどまった友人は、伯母の勤める病院に向かい、佐々木の病室を見つける。佐々木は9回特攻に出撃し、9回とも生還したのだという。特攻隊と佐々木に関心を持った友人は、古本屋で『陸軍特別攻撃隊』を手にする。そこに書かれていたのは、敵艦への体当たりという任務を負った万朶隊の物語であった。


9回出撃して、9回生きて帰ってきた特攻隊員の佐々木友次の人生が描かれた本です。
特攻隊員として1回でも大変なことなのに、9回も帰ってきたのは驚きです。
『万朶隊』の岩本隊長の「体当たりをしないで爆弾を落とせ」の言葉を守り、9回出撃して、9回爆弾を落として生きて帰ってきたのはすごい腕だったのでしょう。腕以外にも運が良かったんだと思います。

軍の命令違反をしても、自分のやることを最後まで行ったことに驚きです!!