最後の日記。
その日記は大学に入学する・・・その日から始まっていた。
新しい環境で新しい日記を付ける・・・そんな感じの始まりった。
しばらくは二人のどうでもいい話。
日常の会話・・・電話、メールの内容・・・。
でも必ず俺のことが書いてあった・・・
ああ・・・愛されてたんだなって。
少し進むと・・・日付がずいぶん飛んでいた。
しばらく空いてその次の日記。
(原文)
------------------
体調が悪いので病院に行った。
後日精密検査を受けてくださいといわれた。
しばらくして精密検査を受けた・・・
検査の結果・・・
どういうこと・・・?
しっかり治療しないと危険な状況って・・・?
------------
すぐに入院をと言われた。
もうすぐけんちゃんの誕生日・・・
それまでは・・・
------------
けんちゃんの誕生日。
久々に自分の体のこと忘れて楽しめた。
最後の思い出かな・・・。
ありがと。
------------
今日けんちゃんと別れて来ました。
いとこのお兄ちゃんにお願いして・・・一時だけの恋人に。
はじめてけんちゃんについた嘘・・・。
別れを言ったとき案外けんちゃんあっさりしてた。
ちょっと悲しかったけど・・・
でもこれならすぐいい人見つかるよね。
------------
いとこのお兄ちゃん・・・・・
嘘だろ・・・
とんでもない衝撃だった。
ずっとお前に対して思ってたこと。
最後はどうせあの男になびいたんだろ・・・
もしかしたらこれだけが自分への慰めだったのかもしれない。
真実を知ったその後も。
六年間必死に守ってきた何か、
それが一瞬にして崩れ去った。
最後の最後まで俺のことを愛していてくれた。
それなのに俺は・・・・・
なんておろかなんだろう。
ふてくされて自分を責めて・・・
それでもどこかに持っていたお前に対する不信感・・・
お前は俺を裏切った。
だから俺も裏切ってよかったんだ・・・
そう思うことで楽になっていたのかもしれない。
気に病むことはない・・・お前も裏切ったんだから。
逃げ続けていた本当の真実。
絶対にお前はそんなことしない・・・そんなのわかってたのに。
本気で泣いた。
俺にとって真実はあまりにも重過ぎた。
裏切ったのは俺だけだ。
俺だけ・・・・・
お姉がやってくる。
そして・・・少し間をおいて話し始めた。
私があなたのことを恨んでいた本当の理由を教えてあげようか。
恨んでたのはあの子じゃなくて私。
あの子は恨んでなかったよ。
最後まであなたのこと信じて・・・愛してた。
どう?聞きたい?
今以上につらい思いすると思うけど・・・。
そして・・・俺が返事をする前に話し始めた・・・・・