前回軽く触れましたが、190EにコスワースチューンEgを積んだ、【190E 2.3-16V】について追記。
基となった【190E(W201)】については、語るまでもない名車中の名車で、
ある意味、
「自動車の基本形」(これ以上いらなくね?)
みたいなクルマだと思います。
一昔前は教習所の教習車にも採用されてました。
いまや高性能車のほとんどが『マルチリンクサスペンション』(ま、複雑なサスペンション)ですが、その開祖となったのも190Eです。
モビルスーツでいえば、、、
『ザク』みたいなもんですねw 基本です。
んで、コスワースは、
『シャアザク』みたいなもんです(?)
EVOⅡは、
なんかいろいろ付いてる重火力ver?
ちなみに、コスウィルさんと●●ワースさん(失念失礼)が共同で創設したんで、『コスワース』です。 素晴らしいF1エンジンを作りました。
190Eの開発については、BMW【3シリーズ】の存在が影響を与えていると思いますが、長くなるので割愛。
2.3-16Vの開発については、もともとWRC(世界ラリー選手権)に出場するためでした。
が、いろいろあってWRCは断念。(いやー、観たかったですね)
けどせっかく作ったんで勿体ない、ってことで、DTM(ドイツツーリングカー選手権)をターゲットに。 以降、DTMでの活躍はご存じの通りです。
・・・・と、書くと簡単ですが、「メルセデスが(本格的に)モータースポーツに戻って来る」というのは、当時けっこう大きな出来事だったんじゃないかな?と思います。
いまじゃF1でもバリバリ結果を残してますが、‘55ルマンでの大事故(300SLRが観客席に飛び込み、80名以上が死亡)以来、30年近くメルセデスベンツはモータースポーツから遠のいていました。 少しは出てましたが。
「30年経ったしそろそろ、、、」 という意向もあったのかもしれませんね。
んで、‘84年5月、これまた事故等で使用禁止されていたニュルブルクリンクの再開記念として、メルセデスは、歴代のF1チャンピオン20名を集め、
2.3-16Vのお披露目?ワンメイクレース(同じ車だけのレース)
を開催します。
市販車と同じ(違うのはブレーキとロールゲージくらい)エンジン、シャシーで競うワンメイクレースで、ニキラウダら歴代チャンピオンを抑え優勝したのが、
その年にF1デビューしたばかりの『アイルトン・セナ』です。
歴代チャンピオンのなかに、なんでルーキー混じってるんだ?思いますが、たぶん欠員が出たのでしょうね。
記念レースとはいえ、ルーキーのセナが、市販車(2.3-16V)で、ニキラウダやJハント、フィルヒル、Jサーティス、Jブラハム、プロストらと競いブチ抜く様は、さぞかし痛快だったでしょうね。動画があればぜひ観たいです。
長くなったんで、続きはまた今度(^^)/