最近ちょっとハマっているのが「殻(から)」というバンド。女性シンガーをフィーチャーした4人組(+サポート・ドラマー)です。

きっかけはディスク・ユニオンの新宿メタル館で特典のDVD-R目当てに購入した1stアルバム『五月蝿』でした。いちおう12曲入りということになっていますが、2トラックにまとめて入っているため選曲ができない。アナログを意識しているんだろうけど、正直今でも最後まで聴き通してません(汗)。

それでも、繊細なメロディー・センスに惹かれ、2ndアルバム『分裂後』も買ってみました。ちなみにこちらにもユニオン限定の特典(CD-R)が付きます。

のっけから10分近くに及ぶサイケな大作。しかもこれがクソつまらない。英詩の上、耳を惹く展開もなくダラダラと続きます。

ですが、このアルバムは普通にトラック分けしてあるので、いつも飛ばして2曲目から聴いています。(ちなみに最後の曲もインストなので飛ばします)

レコ屋のメタル・コーナーに置いてあるからには、本人たちはメタルを意識しているのかもしれないけど、実際にはそれほどヘヴィでもラウドでもありません。アップテンポの激しい曲もありますが、メタルとは明らかにノリが違う、クールでスタイリッシュなサウンド。

近頃注目を集めている一連の「嬢メタル」のバンドと比較すると、全体的にメロディー・ラインがフラットで、初めて聴いた印象は地味でした。しかし、その分繰り返し聴いているうちにしみじみと染み渡っていきます。切ない恋を歌う日本語の詞も相俟って、どちらかというとブリリアント・グリーンやボニー・ピンクといったギター・ポップに近い曲調です。ヴォーカルの声質もそんな感じ。

バンド名が表すとおり良くも悪くも“小ぢんまり”とした雰囲気で、メタルという先入観をもって聴くと肩透かしを喰うでしょうし、奇を衒った趣向など妙にアーティスティック?なところは鼻につきますが、ライブではどんな感じなのか興味が湧きますね。