この日の会場となった渋谷「チェルシー・ホテル」 は、アカシアオルケスタにとっては初めてのハコですが、
大阪に同系列の「シャングリラ」という店があり、 そこではワンマンをやったりしているとのことです。

天井のシャンデリアに、 所々剥がれかかった赤い壁紙。名前の通り、アメリカの安ホテルのバーを思わせる、どこか退廃的な雰囲気のライブハウスで、アカシアオルケスタのアダルトなイメージにピッタリです。明暗を効果的に使い分けた照明もムーディーで、 あたかもPVを生で表現しているかのようでした。

この日は『カナリア』『大嫌い』『狗尾草』『エゴイスト』とオーソドックスな流れで、フィニッシュもやはり『プレイゲーム』。

そうした“キメ曲”を除いて、セットリストの約半分は昨日と異なりましたが、昨日の『結び糸』のような意外性のある曲をもっと聴きたいというのが正直なところ(シングル曲の『一人遊び』を演らないのは何故だろう……?) 。

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ところで、この日のアカシアオルケスタは4バンド中3番目の出演でしたが、その前に出たのは新宿二丁目を中心に活動しているというXジェンダー(中性)のテクノ系ユニット「ユニ音」。

セッティング時にはビジネスマン風のがっちりした男性が真剣にノートPCをいじっていたので、無機質でクールなサウンドを予想しましたが、いざ始まってみれば客席にまで乱入するハイテンションなパフォーマンス。

アカシアオルケスタのメンバーも大のお気に入りのようで、 フロアーでノリまくってる4人の姿、 とくに岬さんのはしゃぎっぷりが印象的でした。その後アカシアオルケスタの演奏中にも、岬さんはMCで「前のユニ音で叫びすぎて声ガラガラになっちゃった」 とコメント。実際はしっかり声出てましたけど。