僕の尊敬するヴォーカリストAttila Csiharが在籍するノルウェーのブラック・メタル・バンドMAYHEMの初来日公演に足を運びました。会場は新木場のスタジオ・コースト。「EXTREME THE DOJO」というイベントの第20回目です。
チケットの整理番号がかなり後ろの方だったので入場は遅れましたが、何とかステージから3列目の位置を確保できました。MAYHEMの出番は、何がやりたいのかさっぱりわからないプログレ(?)メタルのINTO ETERNITY、元ANAL CUNTのメンバーが在籍しているらしいベースレスのグラインド・コア・バンドPIG DESTROYERに続く3番手。ブラック・メタル・シーンのパイオニアにしては中途半端な扱いのように思えますが、その後のDILLINGER ESCAPE PLAN以降は観客のモッシュが激しすぎて客席中央に避難せざるをえなかったので、個人的にはこれで良かったかも(^^;
個人的にMAYHEMの作品で思い入れがあるのは、Attila参加の1stフル・アルバム"DE MYSTERIIS DOM SATHANAS"含め、リーダーでオリジナル・ギタリストのEURONYMOUS存命中にリリースされた音源だけ。新作"ORDO AD CHAO"はAttilaが復帰したというので久しぶりに買ってみましたが、無理に風変わりに作ったような楽曲がまったく耳に残らず、メディアの賞賛とは裏腹にガッカリしました。
ライヴで改めて聴いてみると、メタルというよりはCHRISTIAN DEATHなどのゴス/ポジティブ・パンクに近い印象。これはこれで僕好みではあるものの、HELLHAMMERの一本調子なツーバス連打がジャーマン・メタルみたいでダサい……。思い切ってリズム・マシーンとかブレイク・ビーツとか取り入れてみると面白いかなという気もしますが、HELLHAMMERが現在の実質的リーダーみたいだから無理でしょうね。
いずれにせよライヴ向けの音楽性ではないように思えましたが、しかしセットリストは、そのニュー・アルバムからの曲ばかり。オープニングは初期の代表曲"DEATHCRUSH"でしたが、なぜかインスト・ヴァージョンでしたし、Attilaが参加したバンドの最高傑作"DEM MYSTERIIS DOM SATHANAS"からは"FREEZING MOON"1曲だけ。イベントのトリを務めた再結成AT THE GATESは、最終作にして最高傑作の"SLAUGHTER OF THE SOULS"を中心にマニアックなデビューEP収録曲まで披露し、リアルタイムで支持していたコアなファンから僕のような俄かファンまで楽しませてくれましたが、それに較べるとMAYHEMにはサービス精神が感じられませんでした。
ブラック・メタル・バンドということでステージ・パフォーマンスにも期待しましたが……これもまた「びみょ~」という感じ。
黒Tシャツにジーンズというシンプルイズベストな格好のインスト陣をバックに、コーパス・ペイントにゴワゴワしたローブ、しかも妊婦のように腹を膨らませたAttilaが、シアトリカルな動きを交えてステージを駆け巡る。怨念に満ちたAttilaのヴォーカリゼーションは凄まじく、去年SUNN O)))とBURIAL CHAMBER TRIOで来日した時に較べて音が薄かったということもあり、耳の中を鉄ヤスリでガリガリ削られているかのように響きました。
本来ならこれだけでじゅうぶんなはずなのですが……問題はステージ前方に設けられた祭壇。供えられているのはよく肥えた豚の頭、蝋燭。ここまではいい。しかし、あのビーチボールは一体何なんだ? 地球儀のプリントがしてあったので、きっと地球を破壊してやるぜみたいな壮大なコンセプトがあるのかもしれませんが、それにしてもちゃっちいです。(DILLINGER ESCAPE PLANのヴォーカリストにもMCでからかわれてたな~。英語わからないけど)
しまいにはそれに刃物を突き立てるのですが、その刃物もよくオカルト・ショップで売っている装飾の付いた儀式用のナイフではなく、たんなる包丁。その上、狙いとしてはパーン! と弾けるイメージだったのかもしれませんが、実際は空気が抜けてしょぼしょぼとしぼむだけで、安っぽさに拍車をかけます。
幽霊の……いや魔王の正体見たり枯れ尾花。そんな印象が残る、侘しいステージでした。
チケットの整理番号がかなり後ろの方だったので入場は遅れましたが、何とかステージから3列目の位置を確保できました。MAYHEMの出番は、何がやりたいのかさっぱりわからないプログレ(?)メタルのINTO ETERNITY、元ANAL CUNTのメンバーが在籍しているらしいベースレスのグラインド・コア・バンドPIG DESTROYERに続く3番手。ブラック・メタル・シーンのパイオニアにしては中途半端な扱いのように思えますが、その後のDILLINGER ESCAPE PLAN以降は観客のモッシュが激しすぎて客席中央に避難せざるをえなかったので、個人的にはこれで良かったかも(^^;
個人的にMAYHEMの作品で思い入れがあるのは、Attila参加の1stフル・アルバム"DE MYSTERIIS DOM SATHANAS"含め、リーダーでオリジナル・ギタリストのEURONYMOUS存命中にリリースされた音源だけ。新作"ORDO AD CHAO"はAttilaが復帰したというので久しぶりに買ってみましたが、無理に風変わりに作ったような楽曲がまったく耳に残らず、メディアの賞賛とは裏腹にガッカリしました。
ライヴで改めて聴いてみると、メタルというよりはCHRISTIAN DEATHなどのゴス/ポジティブ・パンクに近い印象。これはこれで僕好みではあるものの、HELLHAMMERの一本調子なツーバス連打がジャーマン・メタルみたいでダサい……。思い切ってリズム・マシーンとかブレイク・ビーツとか取り入れてみると面白いかなという気もしますが、HELLHAMMERが現在の実質的リーダーみたいだから無理でしょうね。
いずれにせよライヴ向けの音楽性ではないように思えましたが、しかしセットリストは、そのニュー・アルバムからの曲ばかり。オープニングは初期の代表曲"DEATHCRUSH"でしたが、なぜかインスト・ヴァージョンでしたし、Attilaが参加したバンドの最高傑作"DEM MYSTERIIS DOM SATHANAS"からは"FREEZING MOON"1曲だけ。イベントのトリを務めた再結成AT THE GATESは、最終作にして最高傑作の"SLAUGHTER OF THE SOULS"を中心にマニアックなデビューEP収録曲まで披露し、リアルタイムで支持していたコアなファンから僕のような俄かファンまで楽しませてくれましたが、それに較べるとMAYHEMにはサービス精神が感じられませんでした。
ブラック・メタル・バンドということでステージ・パフォーマンスにも期待しましたが……これもまた「びみょ~」という感じ。
黒Tシャツにジーンズというシンプルイズベストな格好のインスト陣をバックに、コーパス・ペイントにゴワゴワしたローブ、しかも妊婦のように腹を膨らませたAttilaが、シアトリカルな動きを交えてステージを駆け巡る。怨念に満ちたAttilaのヴォーカリゼーションは凄まじく、去年SUNN O)))とBURIAL CHAMBER TRIOで来日した時に較べて音が薄かったということもあり、耳の中を鉄ヤスリでガリガリ削られているかのように響きました。
本来ならこれだけでじゅうぶんなはずなのですが……問題はステージ前方に設けられた祭壇。供えられているのはよく肥えた豚の頭、蝋燭。ここまではいい。しかし、あのビーチボールは一体何なんだ? 地球儀のプリントがしてあったので、きっと地球を破壊してやるぜみたいな壮大なコンセプトがあるのかもしれませんが、それにしてもちゃっちいです。(DILLINGER ESCAPE PLANのヴォーカリストにもMCでからかわれてたな~。英語わからないけど)
しまいにはそれに刃物を突き立てるのですが、その刃物もよくオカルト・ショップで売っている装飾の付いた儀式用のナイフではなく、たんなる包丁。その上、狙いとしてはパーン! と弾けるイメージだったのかもしれませんが、実際は空気が抜けてしょぼしょぼとしぼむだけで、安っぽさに拍車をかけます。
幽霊の……いや魔王の正体見たり枯れ尾花。そんな印象が残る、侘しいステージでした。