METALLICA
1984年にリリースされた2nd
Ride The Lightning
これのレビューは
ちょっと長くなりそうです笑
45回転のレコードに針を落とすと
アコースティックの静かなイントロから
まさに急転直下
怒涛のスラッシュリフへなだれ込む展開は
これだけでも数々のフォロワーを産んだ
A① "Fight Fire With Fire"
この動画初めて見ましたが
すごい迫力です
スラッシュメタルバンドとしてのMETALLICAは
これが完成形
ゴリゴリに刻む分厚いギターリフ
頭に残るキャッチーなリフレイン
バッチリ決まる
JamesとKirkのツインリードもカッコいい
A② "Ride The Lightning"
出だしのギターフレーズは
ジャケットの稲妻をイメージさせる
インパクト絶大なフレーズ
そしてこの曲最大のポイントは
引きずるようなウルトラヘヴィなメインリフです
Larsのタメの聴いたドラムも
ヘヴィネスを際立たせます
この時の動画
ムチャクチャカッコいいです!
もう一本動画を
これは当時日本でも一部MTVで流れましたね
1985年
Day On The Greenでのライブ
映像も音もかなりクリアーですが
音のバランスはイマイチ
うーん
スラッシュメタルに収まり切らない名曲です
B① "For Whom The Bell Tolls"
鐘の音で始まる曲は
冒頭からCliff Burtonのベースソロを持ってきます
ミュートを効かせた
ザクザクと刻むクランチーなリフ
ライブでは定番でしたね
スローでヘヴィ
そしてアグレッシブな曲
B② "Fade To Black"
アルペジオから始まる物哀しい旋律のバラード
1991年モスクワでのライブ
一番ハマってた頃
ベースはJason Newstedですね
C① "Trapped Under Ice"
オリジナルアルバムではB面の頭
ここでスピードソングです
これも好きな曲
DEATH ANGELもカバーしてましたね
この動画は
Kirk Hammetが参加したライブ
C② "Escape"
メンバー曰く
失敗作
みたいな説明を聞いたことがありますが
これはこれで味のあるミドルテンポ
正にNWOBHMの流れをくむ
煮え切らないメロディと
どこか暗い曲調
ライブ動画も少ない
James Hetfieldのヴォーカルも怪しいですね笑
D① "Creeping Death"
リリース以降ライブ終盤の定番曲
Jamesの鬼ダウンピッキングに痺れる
自分もギターヴォーカルでコピーしましたが
この曲もしんどいリフです笑
Jasonに歌わせたり
観客に歌わせるのも定番ですね
ラストは
D② "Call Of Ktulu"
初期4作にそれぞれ入っていたインスト
この2ndではアルバムラスト
イギリスの小説家
ラヴクラフトの作品がモチーフとなった曲
クリフのワウを駆使したベースに
フランジャー強めのギターリフが重なる
インストだからこそ
ドラマティックなストーリーが
頭の中で想像される壮大な曲で
アルバム終了
ちょっと長くなりましたね
まだまだ荒削りなところもありますが
逆に初期衝動的な激しさも存分に感じられる
速さ一辺倒ではなく
重厚感やメロディラインも
しっかり練り込まれたアルバム
微妙にリアルタイムでは聴いてません
最初に買ったアルバムはこれ
METALLICA - Master Of Puppets メタル・マスター 2019-09-28
後追いで今回の2ndでしたね
友人からテープに録ってもらって笑
今回アナログが欲しくて探しましたが
オリジナル盤は高額
特に最近はかなり高騰して手が出ません…
ちなみに今検索したヤフオク
うーむ
当時買っときゃよかった笑
今回入手したのは
2008年のEUリイシュー盤
45回転の2LPです
それでも5,280円
高いな〜
ゲートフォールド仕様
少しジャケット上部に傷みありですが
CDは1988年のリイシュー盤
これは売り払いませんでしたね笑
一応CDと聴き比べてみましたが
歴然と違いますね
抜けが良く分離も良い音のCD
ちょっとこもった感じですが
重厚に聴こえるアナログ
多くのバージョンが存在する作品です
最近のメタリカが好きな方も
一度聴いてみる価値があると思いますよ
気にいるかどうかわかりませんが笑
discogs相場も貼っておきます
どちらも結構なお値段ですね
値段はともかく
改めてしっかり聴きましたが…
鬼気迫るアグレッション
叙情的なメロディのギターソロ
独創的なベースライン
なにより
アイデアの詰まったワクワクする曲展開
世界一とは言いませんが
個人的にMETALLICAのアルバムの中では
常に一位か二位
ネットの無かった時代
今と比べれば
圧倒的に情報量が少なかった時代
ハングリーだった4人のアイデアと創造力
ヘヴィメタルへの熱意で作られたアルバム
そんなイメージですね
94点
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