初登場ですね
ドイツの3ピースプログレバンド
TRIUMVIRAT
1974年の2ndアルバム
Illusion On A Double Dimple
メンバーはこの3人
Helmut Köllen (b/g/vo)
Hans Bathelt (perc)
Jürgen Fritz (key)
シンセを中心としたシンフォニックで
時に怪しげな旋律も紡ぐ音楽性
時期的にも
メンバー構成的にも
ELPフォロワーと見られたようですね
一応曲は分かれてますが
A面が
Illusion On A Double Dimple
B面が
Mister Ten Percent
と組曲の2部構成ですね
A① "Flashback"
穏やかで優雅なピアノに導かれるイントロから
手数の多いドラムスと
ブリブリのベースがスリリングな
A② "Schooldays"へ
スパイ映画のような
怪しげなメロディを速いテンポで演奏する
インストA③ "Triangle"
悲しげな旋律のA④ "Illsions"から
明るいメロディのアップテンポ
A⑤ "Dimplicity"へ
この辺がA面のクライマックス
メロディラインもわかりやすく
ポピュラー寄りな曲
A⑥ "Last Dance"
緊張感のある変拍子を織り交ぜた曲
どっかで聴いたことのあるクラシカルなメロディ
キーボードを中心にしたプログレらしいインストで
A面終了
B① "Maze"
サックスが入って
サンプリング的な女性コーラスも加わるあたり
ファンク寄りかな?と思いきや
性急なリズムで軽快なピアノとともに疾走
劇的なピアノ曲
B② "Downing"から続く
B③ "Bad Deal"では
アジテーションのような
激しい目のヴォーカルも飛び出す
B④ "Roundabout"
は目まぐるしい展開
緩急つけた怪しげなメロディラインに
ヘヴィなシンセも良いですね
ここで場面転換
B⑤ "Lucky Girl"は
コーラスも含め
親しみやすいメロディラインのポップな曲
何故か若い頃のジョディ・フォスターが
まあファンの誰かが作ったんでしょうね
よく出来てます
そのまま
ラストのB⑥ "Million Dollars"へ
キーボードの音色が心地よい序盤
中盤から
ソウルフルなヴォーカルが入ってくるんですが
これが良いですね
ちょっと長くなりましたが
私の求めるプログレの要素
変拍子とか
怪しげなメロディとか
シンフォニックな旋律とか
時折アグレッシブなドラムとか…
一通り網羅してくれてます
それに加えて
このアルバムはわかりやすいメロディライン
特にヴォーカルの
Helmut Köllen
結構変幻自在にいろんな声色を駆使してて
聴いてて面白いんですよね〜
オークションでついで落札したUS盤
550円でした
ジャケット
盤ともにEXクラス
中古屋でよく見かけるアルバムですが
この状態で550円は安かったかな?
ジャケットも印象的な一枚
満足ですね
77点
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