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She

I'm walking in a halation


お母さんと電話して一時間以上話してた。
何を話したいかわかんないけど、なんとなく不安で何か相談したくて電話かけて。
そしたらお互いにおじいちゃんを亡くしたショックが残ってて、お互いに後悔してることを話して。
たくさん泣いたけど、でもお母さんにぜんぶ話せてすっきりした。


わたしはきっと今、自分に存在価値を見出そうと必死なんだと思う。
これは今に始まったことではないけど、ここのところ忙しくてずっと誰かしらと一緒にいたから、考えるひまなかった

でも今日ひとりにたまたまなる時間がちょっとあって、そこでよくわからない不安に駆られて、急ぎ足に家に帰って、何を話したいかわからないままお母さんに電話かけて。


わたしはずっと、高1の秋くらいから受験のことで頭がいっぱいで、だから偏差値とか頭のよさでしか人を測れないでいた。浪人してからはさすがにそういうのなくなったけど、でもどこかでそういう価値観が残っていたから、文学部じゃなくて法にいきたいとか、色々なコンプレックスを勝手に持ってた。

でも、おじいちゃんがなくなって、おじいちゃんの話をたくさん聞いて、おじいちゃんはそんな尺度でひとをはからないんだってわかって。
わたし、なんて浅はかな価値観をもってたんだろうって。


わたしは市場価値でしか存在価値を測れてないんだなって実感した。

お母さんに言われた。あんたの代わりになるひとも、わたしの代わりになるひとも、世の中にはいっぱいいるのよって。市場価値の話なら。

でも要は大事なものを大事にできるかなのよって。


大事なものってなんだろう。とても難しい。ついこの間までは出世、それに向けての自分の成長しか頭になかったわたしには本当に難題。

でも、いつも笑わせてくれて、わたしの話に笑ってくれる友達が今は身の回りにたくさんいて、本当に幸せ。慶應に入ってよかった。そう思う。だからみんなのことは大事にしなきゃ。


今すぐ何をすればいいかわからないから、今日はちょっと遅めの晩御飯を食べてお風呂に入ったら眠ろう。
ちょっとずつ見えてくればいいな。
明日大学に行けば、また誰かかわたしを元気にしてくれるから、きっと大丈夫だよね。