ドラムは重要はみんなよく言うけど、
ドラマーの中でも手数が多かったり早く叩ける人がカッコいいと言われやすい。
確かにカッコいい!
やっぱりいいよね!
と言う反面、リンゴ・スターのような淡々と叩いているイメージのドラマーに引き付けられる。
というか、リンゴのドラムをコピーする人は数多くいれど、リンゴのドラムアイデアを出せる人はそういない。
ビートルズには偉大な作詞作曲者が三人もいるけど、ポール以外はドラムが得意とも言えない。更にポールは器用だからできるもんですが、基本的にドラマーじゃない。
カム・トゥゲザーのドラムや涙の乗車券など、またはレインとかのプレイは有名だけど、
あの人(リンゴ)はどんな曲でも対応するアレンジ能力がずば抜けてる。
SUNKingはほぼバスドラだけで曲の雰囲気を出してる。スネア叩かないで行こうとするんだ。ポピュラー音楽で。
アデイインザライフは前半、中盤、後半のリズムの叩き分けと、前半と後半の狂い具合への誘い方。この人、本当にドラムだけやってきた?そもそもポピュラーでこういう音楽やる人当時いないのになんでうまくやれるの?
ビートルズ中盤から後半に至ってはだんだんとレコーディング技術があがって、ドラムの音も変化してくる。
そして、曲調で後ろタメのリズムを使ってくるんだけど、これが癖になる。めちゃくちゃ癖になって聞き続けたくなる。
これでいて、たまーに「リンゴは何がすごいのー?」という声を聞くときがあるんだけど、
あの人すげぇ早いビート叩きながら飄々と歌う上に、リズムキープするし、何がどうなってるのかわからん。
リンゴについてはまだまだ書きたいけど、
ここであえて言うとすれば
今日、6月18日
ポール・マッカートニー誕生日おめでとう。