すきの穂の下で
コオロギは
密かに戯れの音(ね)を奏でていた。


細い目をして天を見上げると
空の青さに溶けてしまいそうな位、
小さく見えた飛行機が
ゆっくりと東の空へ消えて行った。
河川敷の少年たちは
長くなった影を背負い、
ひたすら白球を追いかける。
それを見つめる母親たちの歓声は
我が子の明日への希望。





、赤土の付いたウェアで
コートを走り回った
辛く厳しい日々を
それに重ねてしまった。
頑張れ少年たち、
頑張れ若きタマシイたち。
今は夢を見続ける事。
そして、
それに向かって突き進む力が
あればいい。
そんな始まったばかりの秋の情景。