[Reborn]
西暦2009年6月25日、
彼はこの世を去った。
キング・オブ・ポップ
の称号を持つその人は
マイケルジョセフジャクソン

亡くなっても尚、
数々のヒットソングの輝きは
衰える事を知らない。
ジャクソン・ファイブ時代の
伸びやかでツヤのある歌声は
すでに威風堂々としている。
中でも彼の2ndソロアルバム
ベンのテーマは私の大好きな1曲だ。

がて、
スリラーの空前の大ヒットを機に、
更にその名を世界中に知らしめ
彼はビルボード・ヒットチャートの
常連となった。
そして、名曲ビリージーンでは
ご存知ムーンウォークをする彼の姿を
誰もがこぞって真似たものである。
そしてもう1曲の
 Smooth Criminalで体を斜めに倒す、
ゼログラビティー
彼ならでは唯一無二の
ダンスパフォーマンスといえる。



はあのパフォーマンスが
特に不思議とも思わず
ストイックに体幹を鍛え上げた
超絶の美技だと思いこんでいた。
ところがひょんな事から
マイケルの命日が私の誕生日と同じと知り
Wikipediaを調べていると
偶然にゼログラビティーが
特許取得したカラクリ
である事を知った。仕掛けはこうだ。
簡単に言うと靴と地面が
フックで固定されていると思えばいい。


この仕掛けにマイケルを含め
パフォーマー全員が足や腹筋、
体全体に係る負荷をはねのけ
見事なまでのパフォーマンスを
見せている事は本当に素晴らしい。
     *上記イラストの20度位なら
         なんとかできそうだが
         45度はかなりの難易度と推測する。

の曲には2つの逸話がある。
Annie are you OK?(アニー 大丈夫?!)
とマイケルが連呼するパートがあるが
アルバムBad制作時のスタジオにあった
心肺蘇生訓練用のマネキンの名が
Annieといい“Annie are you OK?”と
名前を呼びながら
訓練を行わないといけないらしく
そこから
何者かに襲われたアニーを救出する
というコンセプトが出来上がったらしい。

してもう1つは
私が歌のモデルのアニーよ”
肖像権を名乗り出た女性がいた。
歌詞の内容が
自分の境遇と重なり過ぎる
という理由だが
楽曲がリリースされた時期に
彼女は付き合っていた男性から
虐待されていたという。
窓の下を見ると
リムジンが停まっていて
自分に起こっている惨劇にヒントを得て
マイケルが作り上げた曲だと言い出し
訴訟を起こす始末。etc...

史的なスーパースターには
いつの時代もゴシップが
つきまとう。
巷ではマイケルが、
いまだ生きているとまで。

マイケルのそっくりさん!

彼の死因さえも
数多くの憶測が飛び交ったが
今ではそれもうやむやになりつつある。

は死亡当時550億円の
借金を背負っていた。
しかし、
ライセンス契約や未発表曲の印税、
彼をテーマにしたショーの収入など
没後数十年経過した現在、
約1400億円超の収入があるという。

くなっても尚、
彼のビートは朽ちる事なく
むしろ色濃く私達の心の中で
輝きを放っている。
そして、
モータウン時代から始まった
彼への愛着は私の頭の中で
いつまでもムーンウォークを
続けている。
マイケルよ、永遠なれ!