“歳を取ると涙脆くなった”
と誰もが言う。調べてみると、
これには人の医学的な根拠があった。
1つは、鼻涙管狭窄・閉塞と呼ばれ
上まぶたの外側にある
涙線で作られる涙は
眼球表面を潤し、その後
目頭にある涙点に吸い込まれる。
やがて涙小管→涙嚢→鼻涙管を通り、
鼻腔に排泄される。鼻涙管には、
涙を吸い込むポンプ機能があるが
加齢と共に弱り、
鼻涙管に吸い込まれず
閉塞を起こし涙目になる。


もう1つは、
結膜弛緩症と呼ばれ
白目を覆っている結膜が緩んだ状態で
個人差はあるが誰でも起こる症状が
60を過ぎると表れるという。
緩みの程度が強いと結膜がひだになり
下まぶたに沿ってたまり
ひだの間にさらに涙がたまるという
加齢、故の現象。
そして、
人生の喜怒哀楽を体験した
その人なりの引きだしから
悲しみや喜び、
感動のターニングポイントに触れ
大脳は涙を助長させる。

今、私は9月一杯で終わる
NHKドラマ “半分、青い”のヒロイン
楡野鈴愛(にれのすずめ)
実の娘の様にいとおしく
毎日彼女を見守っている。
世の中をピュアに生き、
恋にヘタクソで、億劫で。
そんな鈴愛が
まあるい笑顔で駆け抜けたこの半年に
私は幾度となく熱い涙を流した。

あと数日の別れに
楡野仙吉(中村雅俊)さんの言葉を
借りるときっとこうなのだろう。

鈴愛はそれでええ。
まっすぐにお前の信じる道を
見とりゃぁええんや。
わしはそう思おとる。

ポッカリと穴が開く悲しみや
切なさが募る鈴愛ロスは
私のココロのアーカイブを
どれくらい持続する事ができるだろう。

では最後に感動のちょっといい話を。