小学校の頃、
テトラパックと言われる
三角形の牛乳が
給食の脇役として登場した(注)
今ではテトラパックは見なくなったが
ここ30数年は牛乳はもちろん、
オレンジジュースやコーヒー、
日本酒などあらゆる飲料が
縦形のペーパーパックに充填され
陳列棚にところ狭しと並んでいる。
(注)以前は脱脂粉乳という不味い飲み物だったが
新たに登場したのが三角形の紙器に入った生乳の牛乳。
この原型は
1915年アメリカの
ジョン・ヴァン・ウォーマー氏が発明し、
後にこの特許は
アメリカンペーパーボトルカンパニーに
譲渡され同社は1934年EX-CELL-O社
(エクセロ社、現ELOPAK社)に権利を譲渡、
1936年充填機と現在の原型となる
紙のカートンを初めて
アメリカ市場に投入させた。
底を糊で止めさらにワックスに浸し、
トップをホッチキスで封をされていた。
しかし注ぎ口は無くナイフで開封。
その後、注ぎ口は改良され
ポリエチレンの発明や法改正を経て
第二次世界大戦後、欧米で普及していった。
日本では1961年以降に登場し、
1964年の東京オリンピックでの採用、
スーパーマーケットや
学校給食の牛乳の普及などと共に
紙パックは急速に広まっていき
十條製紙(現日本製紙)が1964年に
エクセロ社と技術提携して以来
一貫して紙パックの販売を続けている。
登場して50数年、
紙パックのコーティング技術や、
プルトップ注ぎ口などの
さらなる改良を加え
新鮮さや消費期限は伸びた。
そして、飲料に限らず
その使い途は多岐に渡って
紙パックは使用されている。
しかし、
昔ながらの木やガラスに
込められた質感やデザイン、
風情やぬくもりも捨てがたい。
そして、なによりも
風呂上がりの
腰に手をあて飲む牛乳は
瓶でないといけないと言う
昭和のこだわりが
私の中に確固としてあるのも事実だ。

