[ Reborn ]


3月17日、
内田裕也(79歳)がこの世を去った。
大好きだった日本のロックバンド、
フラワー・トラベリン・バンド
プロデュースし、
また、海外のロックスター達の招聘にも
を労力を注いだ功績は大きい。
ロックンローラーとして
生涯ぶれなかった生きざまは
まさしく“シェケナ・ベイビー”なのだ。

そして、
去年blogに登場したマルチアーティスト、
井上尭之氏も同じく昭和の音楽を牽引し、
数々のヒット曲を私の脳裏に埋め込んだ
張本人。

若かかりし頃の私に
多大な影響を与えた大御所たち。
たぶん、あちらの世界でも
まだまだ尖っているんだろうな。


                      ◆


井上尭之(いのうえたかゆき)
1941年3月15日~2018年5月2日
神戸生まれ、歌手・ギタリスト。
作曲家、音楽プロデューサーなど
多彩な才能を持つ。



グループサウンズ
ザ・スパイダース解散後、
萩原健一ボーカルのPYG(ピッグ)に参加し、
同時期に井上尭之バンドを率いて
太陽にほえろ傷だらけの天使
前略、おふくろ様などのテーマソング、
日本レコード大賞受賞の
愚か者(近藤真彦)など
時代の名作を生み出した巨匠が
去年5月2日に旅立った。



私達の心に刷り込まれた
太陽にほえろのテーマ曲は
誰もが知る不滅のリズム。
50~60才台のギター小僧なら
1度はシャレで真似したもの。


彼の本領は
決して難しい音楽ではなく、
日本の繊細さや美しさ、
哀愁までも、見事につむいで
どこか懐かしい。
単純明快なメロディーにして、
自然に心に滲みていく、
そんな味のある音作りが素晴らしい。


くしくも
最後に彼が公の場に
姿を現したのは、死去1年前の
2017年5月2日に開かれた
スパイダースの同僚
かまやつひろしのお別れ会の日だった。

合掌。