誰が言ったか知らないが
老化の勲章の様に言うコトバ。
歳を取ると涙もろくなる。
私も近年、オリンピックや映画、
ごく最近はNHK朝ドラの“半分、青い”で
涙してしまった記憶がある。
確かに涙腺がゆるい事は認めるが
これは本当に老化のしわざなのか。
調べてみると実は
涙腺を始め、“線”という器官は
老化によってたるむ事は無いらしい。
なんと、涙腺は涙を作る器官で
涙を流す時だけでなく、常に分泌され
目の表面や粘膜を守る役目をするという。
涙腺が老化したと言う証は
たるむとは真逆の乾くという症状をさす。
いわゆるドライアイである。
実際に涙ぽくなったという人は
少なくない。
これは、涙腺ではなく
実は脳の機能の低下が原因と言われている。
大脳皮質の前頭葉を中心に機能しなくなると、
感情のコントロールがむつかしくなり、
怒りっぽく、涙もろい症状が
現れやすくなるという。
つまり、このブレーキが効かない状態を
俗に涙もろくなったと言うらしい。
原因が脳の老化と知ると
とても残念で辛い。
一つだけ救いがあるとすると
脳の前頭葉には共感を司る働きがあり、
歳を重ねると前頭葉に刺激が増えて
涙が出るという訳。
多くの経験や人とのふれあいの蓄積が
歳を取る事によって共感力がUPし、
オリンピックを観ても泣かなかった
子供の頃との大きな違いなのである。
涙もろさは成長・成熟の証拠。
そして、涙を流すという事は
脳を活性化させるといい、
ストレスやリラックス効果も
期待できるという。
なら、
久しぶりに故高畑勲監督、
火垂るの墓でも観て、
節子のセリフで号泣するかぁ。
