今や昼食の定番と言えば
ほっともっと本家かまどや
ほっかほっか亭などの
できたて弁当がある。
関西で初登場した35年前
深夜、あのできたて弁当の
あったかいご飯が食べられるだけで
感動的だった。
(注)当時ほか弁は本家かまどやほっかほっか亭だけ。

中でも
ご飯の上に大判のり、
ちくわ天や白身魚フライ、
惣菜ゴボウを乗せたのり弁
コストパフォーマンスNo.1。
今回、かねてから疑問だった
のり弁の白身魚フライの正体を
探ってみたくなった。

 のり弁発売当時(35年前)
白身魚フライはメルルーサという
スケトウダラの味に似た魚を
使っていたと聞いた。

ヨーロッパ、アフリカ、
北・南米西洋岸沖や
オーストラリア沖などに
広く分布しているが
白身魚の切り身として
南欧で魚屋やレストランで
高級魚として扱われている。
イギリスの
フィッシュアンドチップス
食材としても有名だが
現在日本では品薄の為、
ほっともっとでは
ニュージーランド産の
ホキという魚を使用している。
フィレオフィッシュ
お馴染みのマクドナルドでも
ホキ、タラ、スケトウダラ
3種類を使用しているが
ホキも年間7千㌧の乱獲で
現在絶滅の危機に瀕している。
そして、
この危機を救うべく登場したのが
バサという注目の魚。


ナマズ目の淡水魚だが
味は美味で食用にされている。
日本では
ベトナム産養殖ナマズ
バサパンガシウスと表記され
スケトウダラの代替品として
輸入・販売され始めた。
全国のイオンでもパンガシウスとして
現在販売されている。


結果、のり弁の白身魚フライ
バサとは断言できないが
前記の魚たちでまかなわれている。
おいしさ、安さを追求した
できたて弁当の要。
タラより身がしっかりして
調理し易いのもありがたい。
主夫の私としても
献立の頼もしい魚とお薦めできる。

奥様、一度ご賞味あそばせ。