[Reborn]
香害(こうがい)が深刻な社会問題となっている。
ここ10年位の間に
香り付き柔軟剤が爆発的に売れ、
職場内の衣服の香りが原因で
頭痛やストレスを抱え
裁判沙汰になるケースまで現れた。
洗濯物の香りが好きだが
意に反して妻は
買い溜めした柔軟剤を
せっせと使用している。
なんとか許せる仄かな香りが
今も私を包んでいるのだが
世間では"これでもか"という位
凄まじい香りを振りまく
若い女性がいるのも事実。
確かにあれはよろしくない。
料理のレシピならば
酒/小さじ2杯,
醤油/大さじ2杯という様に
美味しさの黄金比率がある。
柔軟剤の場合はそれがない。
たしかに、
キャップには、目盛りがあるが
その日の洗濯物の内容によって
溶剤の増減をしなければならない。
おまけに天気が悪くて
生乾きの匂いの可能性を想定すると
その量は多くなりがち。
別の弊害も現れる。
柔軟剤のせいで
私はアレルギーが出始め
内股や二の腕、背中など
痒みを伴った湿疹が出始めた。
早々に皮膚科に行き、ステロイド系の
塗り薬を処方してもらって
現在は小康状態。
しかし、これを発端として
排便をする大事な部分が痒くなった。
"かいーのー"って間寛平の様に
お尻をこすりつけたい位
痒い日がある。
粘膜部分にステロイドは使えない
ときてるからさあ大変。
今更、65才の秘部を
病院へ行って見せる訳にいかない。
いや、嫌だ!
オマケに"見て肛門"なんて気持ちで
さらけ出す勇気は無い。
なら、百歩譲って妻に
"モー"(注)した方がいいに決まってる。
どうなるの、私の肛門!
(注)四つん這いになって牛の様な格好を関西ではそう言う。座薬を入れる時などは子供にそう言う。
