[Reborn]

去年8月投稿のブログをリメイクしたものです
が怠い。
夕べ、エアコンもかけず扇風機だけで
終電の酔っぱらいの様に寝ていたせいだ。
いつもなら自分のイビキで
目が覚める得意技も
昨夜ばかりは効かなかった。

でに時計は午前11時半を指していた。
慌てて食事を済ませて家を飛び出ると
20分の道のりをせわしなく走り
特急電車にとび乗った。
最寄りの駅で下車し
テニスコートに向かったが
通り過ぎる木々をあとに
艷やかな緑と賑やかな蝉の歓迎を受け
更衣室に向かった。
熱いドアノブ。
部屋の中は消炎剤の臭いが充満していて
今までのプレイヤーの
疲労度がなんとなくわかった気がした。

実際のテニスコート

ニスコートにはまだ誰もいない。(注①)
私は降り注ぐ太陽光の下で
ストレッチを始めたが
ハードコートの地面は
ものの5分もしないうちに靴底が熱くなり、
やる気を奪っていった。
汗がサウナの様に滴り落ちて
これからの4時間が少し不安になった。
クーラーボックスには
3リッターのスポーツドリンクと
バナナジュース、そして、氷嚢。
これだけの対策をしても暑さは容赦ない。

ばらくして隣のコートに
4人の高校生が現れ
ウォーミングアップのラリーを始めた。
早いタイミングでボールを捉える
彼らのパワーはとても逞しくて、
心地よいボールの音に私は嫉妬した。
(注①)コートは2年7月に改修工事に入り9月完成予定。

イメージです。


らぐ陽炎(かげろう)。
私はあまりの暑さに躊躇し、
コートの影に一時身を隠した。
足元には断末魔の叫びで
もがいているクマゼミが
天を仰いでいた。
やがてメンバーが現れたが
暑さに驚きを隠せない彼らをよそに
私はクーラーボックスの
スポーツドリンクを一口飲んで
軽くシャドースイングをした。
早々にリストバンドをした私は
漫画“テニスの王子様”越前リョーマの様に
コートに立ってプレイを待った。
来やがれ灼熱地獄!
その時、私の中にいる
妙なおっさんダマシイが火を吹いた。