ご訪問どうもありがとうございます😊
2月にがんセンターへ転院して検査したところまでは、
前回のブログ(『転院して今思う事』)に書きましたが、
3月1日からいよいよ治療の始まりです。
この日も夫に同行して貰い、今後の事を一緒に聞く事にしました。
1月に原発巣は手術で取り除いたものの、
多数のリンパ節転移、数か所の骨転移があります。
前の病院で、「転院したら抗がん剤は必須」と言われていたのですが、この日、ドクターに言われたのは、まさかの抗がん剤なし!!
ドクター : 「今日からホルモン療法で、二種類の注射をします。」
私 : 「抗がん剤はしないのですか?」
ドクター : 「しないですよ。」
私 : 「そうですか・・・・・・。」
抗がん剤は辛い治療だと聞いていたので、これからの治療に立ち向かう為、それはそれはかなりの覚悟でいた私です。
しなくて済むのなら、本当は良かったと思うのかもしれませんが、
この時の私には、抗がん剤をしないという事がかなりのショックで、
とてもとても動揺したのでした。
私自身、普段は結構積極的で外交的な性格だと思っているのですが、動揺すると、頭の中が混乱して整理つかなくなり、
抗がん剤をしない理由さえ質問する事が出来ませんでした。
そして次回の受診まで、苦しみの二週間が始まったのでした。
私のがんは、抗がん剤も使用できないくらいに悪いのだろうか?
いやいや、抗がん剤をしなくても良い程度のがんなんだ。でも色々転移しているのになぜ?
抗がん剤をしても何のメリットもない身体なのだろうか?
抗がん剤をしなくても本当に大丈夫なのだろうか?
抗がん剤をしない選択で、あと何年生きられるのかな?
一人で考え込んで答えが出る訳もなく、こうして悪のループからどんどん抜け出せなくなってしまったのです!!!
悶々とする日々が続き、食欲も無くなり、
どんどん体重も減っていきました。
私の心は、告知された時よりも、
ずっとずっと深い海の底をさ迷っていたのでした・・・。
解決策は、次回の受診で疑問を取り除くしかありません!
ドクターへの質問をまとめたら11個項目にもなりました。
いつも予約しているにも関わらず、かなりの待ち時間です。
診察室のドクターの机には、私の後の受診待ちの方々の黄色いファイルがたくさん重なって置いてあります。
ちょっと話はズレますが、後から知ったのは、
乳がんサロンで知り合った患者さんや看護師さんに聞くと、
私の担当のドクターは患者さんから随分人気らしいです。
イケメンではないのですが(先生、ごめんなさい!!)、
爽やかな雰囲気で、物腰柔らかで質問もし易いです。
私はたまたまその先生になりましたが、
ホームページのドクター紹介の写真では神経質そうなのですが、実際に会ってみるとまるっきり違いました。
心の中で、「先生ったら写真写りが悪くて可哀想・・・。」と、
かなり失礼で勝手な事を思ったのでした。
そんなこんなで超忙しいであろうドクターですが、
質問した事全てに丁寧に答えて貰えた事、
そして今後の治療方針も聞けた事で、
私の気持ちがだんだん前向きに変化して行くのでした!!!
私は色々と何でも聞きたくて、
どうしてそうなのか論理的に説明されて納得するタイプ。
物事も今後の事を先々までしっかり聞いて心構えをしたいのです。
少々せっかちな性格だと思います(笑)。
でも人の性格は十人十色。
人によっては、あまり色々と聞くと、気が滅入ってしまうタイプの人もいると思います。
ドクターも患者もこうしてお互い違う性格と性格が向き合い、
少しずつ信頼関係を築いていったり、
どうも相性が合わない・・・となったりしていくのだなぁ・・
と感じるのでした。
それからの私は、ドクターにグイグイ質問します(・∀・)
自宅に帰ってから疑問が浮かぶと、メモっておいて次回に質問し、
心のモヤモヤを作らないようにしています。
ドクターを信頼し、今のところ満足しながらの治療が出来ています。
中年の私ですが、ホルモン療法を始める前はまだ生理があったので、閉経前の人に使うゾラデックス、そしてフェソロデックスを使う
事になりました。
骨転移の為のランマーク(注射)も増やすのですが、
今回の2種類の副作用があるかないかも見たいので、
ランマークは後日始めるとの事。
こうして先ずはゾラテックスは4週毎、
フェソロデックスは2週毎(4回目からは4週毎)の治療が始まりました。
治療②へと続く😊