もう、かなり前になりますが
母親が他界した時。
お悔みの電報が沢山届きました。
弔電は文例があり、30文字程度の決まり切った言葉が主流です。
こういった場合、形式からはずれまい、と敢えて決まり切った当たり障りのない言葉の弔電が山積みされている中で
ひとつだけ
はっと、心に響く電報がありました。
それは同時の勤め先の先輩からの電報でした。
ご母堂様の突然の悲報、謹んでお悔やみ申し上げます。
ご家族の皆様、そしてあなたの気持ちを思うと胸が痛みます。
今はただ、御冥福をお祈りします。
この先輩の声がそのまま聞こえてきそうな弔電でした。
そして、心の隅々にまで行き渡るような、あたたかさを感じました。
お葬式の時にいくつか弔電を読み上げるので、葬式の業者さんから「どの弔電を読み上げますか?」と聞かれたときに、父も私も「この弔電をお願いします。」と言いました。
この弔電、20年近くたった今でも実家で保管しています。
お祝いや、喜びごとも、形式というものがありますが、時には形にとらわれず、自由な、そしてあたたかい言葉は本当に人を支えてくれるものです。
誕生日も、ただ「誕生日おめでとう」じゃなくて、
何か、相手の事を思って心を込めた言葉を贈れるような、そんな風になりたいなぁ。
こんな風にあたたかい気持ちになれる言葉を添えられるような女性になりたいなぁ。
と、この時に思いました。
常日頃からボキャブラリーを増やさねばって思いますね(笑)
何も長文じゃなくても、なんだかふっとあたたかくなるような言葉を考えて、さりげなく添えるように
誰かに贈ることのできるような。
とっても、偶然なのですが。
この時の先輩。
茅ヶ崎に引っ越しをしてこられて
ハーブマルシェを立ち上げてから茅ケ崎で、偶然再会しました。
年月が経っても、やっぱりあたたかい方でした。
ハーブマルシェも8年が経ち、沢山の方からお祝いメッセージや講座参加者の方からお花をいただき、とっても嬉しかったです。
その中でも形式ばってなくて、その人らしい(その会社らしい)メッセージをいただくとやっぱり嬉しい。
お祝いなのに、ナゼか緊張感あふれる形式ばった言葉を送られてしまうと、正直返す言葉も見つからないくらい困ってしまいますが(笑)こんな風に親しい方々から親しさ溢れるあたたかな言葉をいただいて、本当に伝わってきてあたたかい気持ちになりました。
いただいたお祝いのメールPCの保存フォルダーに入れちゃいました(笑)
ありがとうございました(*^ー^)ノ
さあ!
間もなく、バレンタイン。
チョコやハーブティーと一緒に、自分だけの言葉を考えて添えることが
もしかして、「モノ」よりもずっと大事なのかもしれません。
長いメッセージじゃなくても、何か二人の間でしかわからないエピソード的な一言を添えたり
相手のことを思っている自分なりの言葉を「手作り」していいと思うのです。手書きでね!!(笑)
それでちゃんと愛は伝わると思うのです。
メッセージカードをご希望の方は是非店頭でお申し付けくださいね。
また、ご自身で用意したメッセージカードを一緒にラッピングしたりすることも可能です。
どうぞお気軽にお申し付けください。
本店の百合、咲きました。
美しい佇まいと、やさしい香り。
今週いっぱいは咲いていそう。
本店でゆっくりメッセージを考えてもいいかもしれませんね。
是非お越し下さい。