子供の頃は、母が作った食事を食べるだけで習慣とか季節感とかを自分なりに感じていなかったような気がします。
毎年七草の日に、台所で、母が「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ・・・」と
念仏のように唱えて、包丁でトントン叩いているのは何故だろう、と思っていましたけども(笑)
今朝は、季節の七草を玄米と一緒におかゆにしました。
自然の恵みに感謝して、季節の栄養素とパワーを、しっかりいただきました。
玄米は昨夜からお水に浸しておきました。
ほんの少しだけ、お塩をいれて、あとは、お気に入りのルクルーゼのお鍋で
じっくりコトコト炊きこんだだけ。
たったそれだけなのですが、ちゃんと七草の香りもしっかり感じつつ、お茶碗1杯の七草粥だけで、内臓からじんわり温かくなりました。
若いころは、お腹を満たすだけでしたが
七草粥を今年も美味しくいただいて、たったそれだけで、「ありがたい。」って思える。。。
「感謝のきもち」って、年を重ねるたびに増えて行くものなのですね。