アリス イン ワンダーランドは、あまり好きな映画ではなかったので、期待せずに劇場へ足を運んだ。
アリスの中華風なドレスも、白の女王のドレスも、タイムのコスチュームも、チェシャ猫の毛並みも本当に綺麗です。
今回MX4Dで観たのですが、とても楽しかったです。
香りのエフェクトを一作品で数種類使う事を再確認しました。
アリスがお茶会テーブルの近くの花園に墜ちてくる場面では、薔薇のいい香りがしました。
ジュラシック・ワールドではひたすらジャガイモのニオイ。スターウォーズ フォースの覚醒では、機械オイルのニオイや優男のクドイ香水のニオイがしたもんですが、アリスの世界では草花の香りが好印象でした。
マッドハッターを救う為なら、この世界が壊れてもいいとばかりに、秩序を保った美しい場所からスフィアを盗みます。
はっきり言ってドロボウです。
大義名分を振りかざす悪党、それがアリスです。
そんなケレン味たっぷりのボサボサしたアリスは、化粧っけも無くて全然魅力的じゃありません。
(あくまでも個人的な意見です)
しかし、それを補って余りある程にふたりの女王ももふもふな動物達も綺麗で可愛かったです。
特に赤の女王のビッグヘッド完成物語は涙を誘います。
かつては美少女だったというところが哀れを誘います。
白の女王は善良なのかよく分かりませんが、白馬に乗って疾走する姿に、全ての罪を許してしまいそうです。
ガイ・ピアースのタイムマシンに似たスフィアに乗って旅する時間の大海原は荒れ狂い、MX4Dの本領発揮でした。
最後はお約束のハッピーエンドで、友情 努力 勝利ってやっぱり良いものだと思いました。
アラン・リックマンさん、安らかに……。