「椿油」といえば、某化粧品メーカーが満を持して発表したシャンプー&リンスなどのヘアケア製品にも使われているように“髪につける油”だと思ってました。しかも、今までのイメージだと「椿油と柘植の櫛=おばあちゃんの髪のお手入れ」というイメージが強くて、自分には縁のないものだとばかり…思ってました。
ところが、です。
昨年、アイランダー2008 って全国の離島が集うイベントで椿油に出会いまして。
ビンの裏のラベルに「用途 毛髪用、スキンケア、食用」って書いてあり、聞けば「お肌にもいいんですよー」とのこと。
ちょっと前にも書いたとおり 、お肌に問題も抱えている私…スキンケアの実験魂がむくむくとわきあがり、「んじゃ試しに」と軽い気持ちで(←わりとチャレンジャー、無謀ともいうので決してオススメはしません。けど調子はいいです)数滴を手に取り、洗顔後のお肌にペタペタと塗ってみました。椿油独特のスモーキーな甘い香りがして、すーっと肌に浸透していきます。「んんん?なんか…肌なじみいいみたい」って第一印象。
それもそのはず、椿油は「人間の肌に最も近い油」なのだとか(詳しくはこちら をどうぞ)。椿油はオレイン酸含有量約85%前後と、オリーブオイルよりもさらに含有量が高いのです。
その後も痛くもかゆくもならないので続けてますが、冬の空気でお肌の乾燥も加速する真っ只中でも調子がいいのは、漢方+椿油のおかげもあるのかも…という気もしてきました。
そこで、椿油について少し調べてみたら、文化的にも科学的にも、ものすごーく奥深いのですね。ざっくりと挙げてみます。
・「椿」は、万葉の時代には「椿」「海石榴」「都婆伎・都婆吉」などと表記されていた。
・「続日本紀」には「777年、渤海国使が帰るときに海石榴(つばき)油を所望したので贈った」という記述がある。つまりこの頃から椿油は使われていて日本から中国への贈答品になるほど貴重なものだった。
・オレイン酸の含有量約85%前後。オレイン酸は色々な脂肪酸の中でも最も酸化しにくい。不乾性油の一種で保湿力が高く、蒸発しにくい。
●用途
・ヘアケア…髪の潤いを与える。紫外線予防効果。ドライヤーの熱をカットして髪を保護。抜け毛や白髪を予防。フケやかゆみを防ぐ。
・スキンケア…老廃物や毛穴に詰まった脂肪コレステロールを溶かすのでニキビ予防に。天然の紫外線防止剤の働きによりシミ、ソバカスを防止。保湿作用、肌を整え滑らかにする。
・食用…食用油として炒め物や天ぷらなどに。天ぷらはカラッと揚がって胃もたれしないとか。オレイン酸には血液中の悪玉コレステロールを減少させる働きも。
・薬用…日本薬局方にも収載され、軟膏の基材として。
・工業用…刃物の錆止め、木製家具や調度品の手入れ、摩擦熱に強い不乾性油なので潤滑油(機械油)にも。
まさに万能油、「一家に1本椿油を」っていいたくなるほどのマルチプレーヤーぶり。というわけで、今後も注目していきたいアイテムだったりします。
*memo...φ(.. ) *
その1 椿の代表的な産地のひとつ、伊豆大島の椿まつり が1/31~3/29まで開催されます。旅ドルでアメブロガーのリエコ・J・パッカーさん もミス椿として2/11に大島へ行くそう。読者登録してくださったご縁で応援してます☆
その2 「日本の女性は美しい。」のキャッチコピーでおなじみの「TSUBAKI」 (←クリック)内にあるCMメイキングムービーがとってもすてきでした。よかったら見てみてね。

