昨日(10/4)東京薬科大学の秋期公開講座に行ってきました。きんもくせいの香りが甘く漂う秋晴れの下、お庭&植物たちはどうなっていたか、またまたほんの一部ご紹介しますね。(2007年のレポート )
まずは、睡蓮が咲いていたお池 も相変わらずのたたずまい。また水際まで降りていくと、あちこちで魚がパクパクと呼吸しているとこが見られたり、カエルが池にぱちゃんと飛び込んでいたり、生き物の気配が濃かったです(ああ、釣り…なんてここではいけません、笑)。
そして植物園の植物たち・・・実りの秋を迎えているもの、秋の花が咲いているもの、もう収穫期を過ぎたものなど様々です。野生植物だけで約500種類、栽培している植物は2000種類!もあるので何度行っても面白いです。
そんな中から、ランダムにご紹介してみます。
メグスリノキ
Acer nikoense Maxim.
カエデ科
英名:Nikko Maple
分布:本州、四国、九州
材を健康茶として飲用にする。和名は葉と樹皮を煎じて洗眼に用いるため。
カエデ科ということで、もみじなどと同じくプロペラ形の実がいっぱいついていました。「メグスリノキ」で検索すると、健康茶のサイトがずらり・・・。どのサイトも効用は同様で、お茶にして飲むと目や肝臓にいいらしいです。
トチュウ
Eucommia ulmoides Oliv.
トチュウ科
英名:Chiaese Gutta Percha
分布:中国大陸の山地
生薬名は乾燥した樹皮を杜仲(とちゅう)といい、強壮、血圧降下、むくみ、筋肉麻痺に用いる。葉を引き裂くとゴム質の糸を引くグルタベルという成分がある。この他にビタミンC、有機酸などを含む。
こちらも一時期ブームになった「杜仲茶」の木。このような見た目はどちらかというと地味めな木…なのに「これは血圧降下に効く」とか誰が見極めたのでしょう。先人の知恵は計り知れない、と心から思うのです。
カワラケツメイ
Chamaevrista nomame(Siabold) H.Ohashi
syn.cassia nomame(Siabold) Honda
マメ科
英名:Senna
分布:本州、四国、九州、朝鮮、中国大陸
民間で健胃強壮、緩下、利尿の効果を期待して、初秋に地上部を陰干ししたものを炒って茶代わりに飲む。コウホウチャ、ハマチャ、マメチャ、ネムチャなどの別名がある。
いかにもマメ科らしいカラスノエンドウみたいな小さな実がいっぱいついてます。「ケツメイシ(決明子)」は、カワラケツメイと同属の「エビスグサ」の生薬名。「カワラケツメイ」は、薬効がケツメイシに似ていて河原によく生えることからこの名がついたらしいです。どっかこの辺生えてないかな?種から栽培してみたいかも・・・。
余談ですが音楽方面の「ケツメイシ」さん、まさに東京薬科大卒の方がいらっしゃるそうで。ここの薬草園のエビスグサとか見てグループ名思いついたのかな?(笑)
ハトムギ
Coix Lachryma-jobi L.
var.ma-yuen Stapf
用部:種子=ハトムギ
種皮を除く種子=ヨクイニン(薏苡仁)
用途:利尿 消炎 鎮痛 イボ取り
漢方:薏苡仁湯
十六茶とか爽健美茶とか、いろんな健康茶にブレンドされてておなじみのハトムギ って、大麦のようなものを想像していたのですが…子どもの頃よく遊んだジュズダマにそっくり…というか同種なのですね。
レモングラス
Cymbopogon citratus(DC.ex Nees)Stapf
イネ科
英名:Lemon Grass, Melissa Grass,
分布:南インド、スリランカ
茎、葉から抽出するレモングラス油は、感邪の頭痛、胃痛、水様性下痢、リュウマチによる麻痺、打撲傷等に利用する。また、茎、葉をハーブティーや香辛料として利用する。
いわゆる西洋ハーブでもおなじみのレモングラス。なぜここだけ西洋ハーブ?というと、あまりにも勢いがすごくて噴水みたいなので、つい撮ってしまいました(笑)。こんなススキみたいなのに、なんでレモンの香りがするんでしょうね。見れば見るほど不思議です。そういえばレモングラスの花ってどんなんでしょうね??あ、もちろん薬用植物園には他の西洋ハーブもたくさんあります。
ウコン
Curcuma Longa L.
ショウガ科
用部:根茎=ウコン 欝金
用途:利胆 健胃 止血
カレー粉の原料
漢方:中黄膏
成分:curcumin
ご存知、ウコンです。肝臓にいいとか色々言われてますけど、止血の作用もあったとは知りませんでした。ちょうど花が咲いててきれいでした。他にもガジュツ などウコンの仲間たちも植わっていました。
ケブカワタ
Gossypium hirsutum L.
アオイ科
英名:upland cotton
分布:中央アメリカ
種子に付く綿毛を詰物や脱脂綿に利用する他、油脂を精製して食用油、石鹸、ロウソクの原料とし、搾りかすは、家畜の飼料や肥料となる。
初めてみた植物です。綿とはちょっと違うようですが、きっと似たような用途があったのでしょう。あまつところなく使いこなせる植物のようです。いちばん上の写真はこれから実がつくところです。
ペラペラヨメナ
Erigeron kaevinskianus DC.
キク科
分布:メキシコ~ベネズエラ
日本への渡来は明治時代の末ごろで、当時はチョウセンヨメナと呼ばれた。現在は暖地に帰化している。
片隅に白とピンクのかわいらしい花が…と近寄って、標識見てビックリ!「ペラペラヨメナ」って…なんかあまりにも安易というか冗談みたいな名前で笑っちゃいました。よくわかりませんが、ネットで拾い読みしてたら“葉っぱが薄くてペラペラだから”という説などもあるようですが、そんな軽いノリで名前決めていいのかな?って更なるギモンが…(笑)。外来種でメキシコやベネズエラが原産なのになぜチョウセンヨメナと言われていたのか・・・ナゾだらけです。あ~あ、先生にお聞きできればよかったな。
シカクマメ
Psophocarpus tetragonolobus(L.) DC.
マメ科
英名:asparagusppea,four-angled bean
分布:パプア・ニューギニア?、東アフリカ?
植物体全体を食べることができ、将来、湿潤熱帯地帯で栄養価の高い多目的利用のできるマメ科作物として注目される。主に若い莢(キョウ…サヤのこと)肥大した塊根を食用とする。
これ、けっこうデカイくて迫力あります。見るたびに、一度どんな味なのか食べてみたい!と思ってるのですが…(笑)。
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講義のまとめは、後日アップしますね。調べはじめると、面白いけど、とめどないです。(*_*)もうちょっとお時間くださいませ。











