長らくお待たせしました。約1年かけて作り上げたポプリ入れです。最後にシルバーのメッキ仕上げを施しました。銅、そして錫ともまた全然違う質感です。写真では周りの色を拾ってグレーっぽく写ってますが、生で見ると温かい白金色なのです。自分でも、仕上がりを初めて目にした瞬間「ほーっ」とため息がでてしまったほど。大事な宝物ができました。
鍛金を通じて「ものづくり」とは何ぞや、といつも問われている気がします。「ものづくり」に携わる人なら誰でも経験するであろう、日々の本当に地道な作業や、途中思い通りにいかないとつらいし面倒だな…なんて思う瞬間、そして自分の力を出し切って妥協しないで作り上げたときの満足感、達成感。そういう過程って、鍛金に限らずあらゆるクラフト、そして絵画でも音楽でも写真でも文章でも、表現活動すべてに共通するものじゃないかと思うから。鍛金作品は、自分のために自分が欲しいものをゼロから作り上げられる贅沢なのです。だからこそ、本当に欲しいものを創るために、しばらく夏休みをいただいてあれこれ考えたいと思っています。
こちらは仕上げの前にぴかぴかに磨いたところ。
やっぱり銅の味わいもすてきですよね。


