土ってむつかしい。私も最初はわけわからず、いろいろやらかしたり「あっれー、おかしいなぁ」なこともあって、やっと「マイ・ブレンド」に目覚めてきたばかりです。


思うに、土って植物にとっては「ご飯」にあたるもので、つまりその土の成分とかが「おふくろの味」になるのかな、と。だから、育てる植物に合わせた「おいしいご飯」を用意してあげればいいのかな。土を知ることは、お料理の素材を知ること・・・。


そこで、園芸用の土にどんな種類があるのか、ざっとおさらいしてみます。


<基本用土>

赤玉土(小粒、中粒、大粒)…基本となる土のひとつで、関東ローム層の「赤土」のこと。ほぼ無菌、弱酸性で、通気性や保水性、保肥力に優れている


鹿沼土…栃木県鹿沼地方で産出する淡黄色粒状の土。無菌・無肥料で、酸性通気性、保水性に優れている


真砂土…主に関西以西に広く分布している花崗岩が風化した土で弱酸性。通気性、保水性、保肥力に優れる、粘土分が多いものは通気性や水はけが悪いので気をつける。


日向土…宮崎県日向地方で産出される。一見鹿沼土に似ているが、高温殺菌処理が施された多孔質な軽石のことで、土壌の排水性を高める


黒土…関東ローム層にある表層の土のことで、火山灰土に腐葉した植物などが混じってできたもの。赤玉土より粘りが少なく固まりにくい。有機物を多く含み、保水性、保肥性に優れる



<改良用土>

腐葉土…落葉広葉樹の葉を堆積腐熟させたもので、代表的な改良用土。充分腐熟したものは葉が黒く変色し、手でさわるとぼろぼろとくずれる


堆肥(バーク堆肥、牛糞堆肥、鶏糞堆肥など)…わら・落ち葉・木の皮、生ごみ、動物の糞など有機物を積上げて発酵熟成させたもの。「積肥(つみごえ)」ともいう。植物の生育に有効な多くの微量要素を含み、通気性、水はけ、保水性などの土壌改良効果があり、堆肥の分解が進むことで、土の養分保持力が増大する


ピートモス…寒冷な湿地帯の水ゴケが堆積し、分解されて泥炭化したもの。保水性や保肥力に優れ、腐葉土と同様に使われるが、酸性が強いので苦土石灰で中和するなど気をつける。また、pH値が調整されて中和された製品もある。


ココピート…ヤシガラともいい、ヤシの殻をさいの目に切ったもの。充分あく抜きをしてから使う。


くん炭…もみがらを炭化させたもので、通気性・排水性・保肥力を高め、酸性化した土のpHを矯正する働きもある土中の有害物質を吸着し、有用微生物の住み家にする役割も


バーミキュライト…雲母(うんも)が変成・風化してできた「ひる石」を焼成した無菌の用土で、極めて軽く、通気性・保水性・保肥力に優れる。


パーライト…真珠岩や黒曜石を焼成したもの。軽量多孔質で、通気性・排水性に優れるが、保水性、保肥力は劣る。土を軽くしたり、通気性や排水性を改善したい場合に混ぜて使う。



などなど。学校のレポートみたいで頭痛くなってきますね(笑)。


「培養土」とは、基本用土と改良用土をブレンドして各植物用に作られた土。だから基本的には「ハーブの土」があればオッケーなはず。その市販の培養土にもう一手間加えるってことは、カレーにたとえるなら市販のカレールーに「我が家のひみつのアレ」を加えるようなものでしょうか。ミソだったり、ソースだったり・・・で、だんだん「我が家の味」になっていくのですね。また、赤玉土とかの各用土も単体で売ってるから、スパイス一つずつ買ってきて“オリジナル・カレー”にしてもいい。じっくり大きく育てたい多年草用と、ルッコラやバジルのような一年草では土のブレンドを変えてみたり、水やりの頻度とかも考えてこれは少し保水性を高めておこうとか・・・最初はとてもムリだけど、植替えの機会に少しずつ試せばいいのですね。


さて。

今回の実習はより手軽な方法で培養土に一工夫のパターン。これだけが「正解」というわけでは決してないけれど、ご参考になれば幸いです。



baiyodo
培養土。各メーカーでいろんなブレンドがあるので、袋の表示をよくチェックするのも大事。この培養土に、赤玉土(中粒)を半々に混ぜて、バーミキュライトを1割程度混ぜたものが実習で作った土。肥料は緩効性の粒状のものをひとつまみ、植物の根に直接あたらない底のほうに混ぜ込みました。他にも色々試してみてくださいね。


akadamabami こちらは、赤玉土(小粒)にバーミキュライトを半々に混ぜたもので、主に種まき用や挿し木用に使います。両方とも無菌の土ですから清潔です。さらにくん炭を少し混ぜてもいいようです。