若い頃、嵐の日にフェリーに乗ったことがある。
荒れ狂う海、フェリーは揺れた。寝ていると頭が低くなる。
いっしょに行った友達は薬を飲んで早く寝た。
そんな船でも、私は酔わなかった。

そんな私がここんとこの余震で酔った。
まるで、ワンピースの亀島のように揺れる地面に
目が回った。

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嵐のフェリーは北海道行きだった。
どんなに揺れても私が酔わなかったのは、
この先のまだ見たことのない景色を思い描き、
その楽しみが勝っていたからだろう。

苫小牧に上陸した後も、台風の中をバイクで走った。
霧の十勝は何もみえず、怖かった。
でも、だからこそ台風が去った後の釧路湿原は素晴らしかった。

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今、畑の梅が咲いている。
よもぎの若葉が出てきた。

この先の美しい景色を想い、また頑張ろう。