とにかく「暑いですねえ」とさえ言っておれば
誰一人として 反対などするわけもなく
知らない人とも 簡単に「苦」を共有できた日々…

街は七夕で久々の熱気に沸いたのも束の間
8日夜9時をまわり 飾りが手際良く片付けられてしまうと
まるで夢から覚めたように いつもの不安げな街に戻った

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夕空を眺めて 雲や光にかすかな秋の気配を感じ
おや?と思って暦を見れば 暑いさなか 立秋を過ぎていた
そういえば 日の出はもう40分遅くなっている

暑い暑いと 勝手に文句を言ってはいたが
それは久々の鮮やかな夏への どこかうれしさの裏返し
いつか行ってしまうと解ってはいても
急に腰を上げられると 切なさがこみ上げてくる

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日暮れて 空の色が穏やかに夜に沈んでゆく
サヨナラ 虫よ海よトマトよ 少年の日よ