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夕立が通り過ぎ
道に水たまりが現れる。
水面に晴れ上がった空や木々が映っている。
雨の間どこかに行っていた暑気も戻って来たが
大気は爽やかに澄んで心地よい。

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高度経済成長とともに、
ほとんどの道はセメントやアスファルトで覆われてしまった。
それが「快適」の方向だと思っていた。
しかし、それは人間の都合であり、「不健康」を抱える方向でもあった。

地球の深奥からは「気(生体電流)」を整える効果のある
エネルギーが放出されているのだが、
地表を覆ってしまってはその恩恵にあずかることもできない。

また、舗装をすると雨は速く川に集まり、
汚染が進むだけでなく、水の災害が起こりやすくなる。
地面が露出していれば、
雨水の何割かは汚れを濾過されながら地下に沁み、
全雨量が急速に川に流入することはない。

子供は大抵水たまりが好きだ。(実は僕もですが…)
黙っていると必ずと言っていいほどバチャバチャと入り、
衣服を汚したり靴をビシャビシャにして叱られる。
だからといって、それを聞き分けよく止めるようでは子供じゃない。
そういう意味では、ウチの万博息子はスジガネ入りの子供だ。

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そういえば子供も頃、水たまりに映る景色の向こうには別の世界があって、
水たまりのどれかが、
その世界へのヒミツの出入り口になっていると考えていたことがあった。

風もなく、虫が飛んでいるわけでもなく、木の実も落ちてはいないのに、
水たまりの水面に波紋が現れたら、その時、
こちらと向こう側とを隔てるドアがちょっとだけ開いたのかもしれません。

あなたの周りに、水たまりはありますか…