サルノコシカケ? サルノコシカケ!
自然に生えて、いつのまにか巨大化してしまったセンダン。を
伐採や剪定、そしてゴマダラカミキリ[こちら]に喰わせて、な
んとか枯死させるのに成功したとおもわれる本年の11月。
さてあとは、腰の高さにのこっている幹の部分をどうやってと
り除くかだな・・・などと考えながら 見るともなく地面部を
みていると

       



幹のブロック塀側のほうに なにやら盛り上がっている部分が
あるのに気づかされました。んんっ?とおもいながら、土とい
うか 枯葉というか そんな堆積物をとりのぞいてみると

       

小動物が ヒョイというかヨッコイセというか、そんな言葉を
発しながら、いかにも腰掛けそうな 半円形状の平たい物体を
発見。。。

       

軟らかくてブヨブヨしていそうだな・・・と思いつつ、触って
みるとむ・・これがけっこう固くて、座り心地も悪くなさそう
なかんじが。

       

サルノコシカケ/猿の腰掛けとは、まさにぴったりのネーミング
なのだな・・と、このキノコに名前をつけられた方のセンスに
納得した次第。


晴れ 枯れ木に生えるキノコと生きた木に生えるキノコ
  があるのはなんとなく理解していたのですが、サルノ
  コシカケを検索してみると “生枯れの木に発生し木
  の養分で成長する
”とあって、この “生枯れ” とい
  う表現の巧みさにも納得させられました。今回のセン
  ダンの、現時点での様子は まさに 生枯れ。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​​



 

ゴマダラカミキリ、すさまじ。
トリが種子をはこぶことによっては発芽し[​こちら​]、気にとめ
ないうちにいつのまにか隣地に影響を及ぼすほどに巨大化して
しまったセンダン。 そんなセンダンの樹の対策として、6月
ころから倉庫においた燃料油付近につぎつぎにやってくるゴマ
ダラカミキリ[こちら]を寄生させてみよう・・と考えて実行し
はじめたのが3年前の夏。といったてんまつが前回までのはな
しでしたが[​こちら​]、さて今年の秋ちかくによってみたセンダ
ンの樹のようすが こちら ↓ 。

          

樹の幹の部分には、根元付近から1メートル位の高さまでつ
づく穴というか空洞。見た目でも すでにふわふわしていそ
うな目線の高さの表皮をバリバリとはがしてみれば、そこに
は根元付近までつづく空間が。。。

  ←空洞を横から覗き込む図

その穴に手をいれたかんじがこちら。

 

昨年の秋、業者さんにお願いして1.5メートル付近の高さの
ところで上部を伐採してるので、 その切断部分を取り除き、
ハシゴにのぼって、できていた空間を上から見下ろすかたちで
撮した画が こちら。

 

で、けっきょくのところ手のちからだけでばりばりと表面だけ
に残っていた形の表皮を剥がせるだけはがした結果がこちら。


    

ということで、伐採されてたとはいえ、直景40センチいじょう
の太さで、1.5メートルの高さの、見た目には丸太の形をした
センダンは・・結局のところゴマダラカミキリの幼虫によって
中身のないハリボテの状態となされていたわけです。

ざっとかぞえて 幹には20箇所くらいの穿孔がありましたが、
それにしても ゴマダラカミキリの食欲ったら すさまじいも
のだなと あらためて感心させられました。
そして今回は 隣地に影響を及ぼすほどにおおきくなっていた
センダンの樹を枯らすという役にはたってくれたわけですが、
これが大切に栽培している果樹などだったら・・とおもうと、
あらためてカミキリムシにはぞっとさせられてしまいました。


晴れ 異様にあたたかい本年、アカメガシにはあいかわらず
  ルリカミキリ被害[​こちら​]がひろがっており、こうい
  った暖かさがつづくと、 果樹の栽培管理においての
  カミキリムシ対策には ますます注意が必要となりそ
  うです。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​​


 

巨大化する樹木/センダンを弱らせた方法。
前回トリが種子をはこぶことによって、 おもわぬところで
発芽し、巨大化してしまうセンダンについて書きましたが・・

長いハシゴをかけての枝の剪定やら、業者さん雇っての伐採
やらといった経費や労力を使わずに巨大化していくセンダン
の生長をストップさせる よいアイディアをおもいついた[マ
ンガでいうところの電灯マークが点灯しました/笑]のは、い
まから3年ほど前のこと。

それが 虫の利用。      
正確には ゴマダラカミキリ[こちら]の活用です。

これは いろいろな方法を試しても、なにをやってもアカメ
ガシに寄り憑いてくるルリカミキリを[こちら]をみていて考
えた方法なのですが・・・・
その方法はいたって簡単、ゴマダラカミキリを捕まえたら弱
らせたいセンダン付近に放す・放しまくるという方法です。
幸運なことというか、不思議なことというべきか、毎年毎年
倉庫にある燃料缶にやってくるゴマダラカミキリず[​こちら​]
の活用でもありますよね/笑[さらに​こちら​]。

そのように弄した策が功をそうして

  

センダンの幹には↑ 目論見どうりに 毎年毎年ゴマダラカ
ミキリの幼虫が 侵入しつづけていったのでした。

 こちらがゴマダラカミキリムシ → ゴマダラ.jpg

そしてまる3年がたった令和2年、ことしのの夏が終わる頃には
・・・つづく。


晴れ いわゆる農薬的な目的で使用される生きた生物を
  生物農薬・・といいますが、今回のゴマダラカミ
  キリの使用もある意味 生物農薬的かも・・。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​


 

鳥に運ばれて広がるセンダン。
いつのまにか生えて、いつのまにか巨大に育ってしまうセンダン。
地下部の巨大下化に伴い、ブロック塀もこわれるのではないかとい
うほどにおおきくなってきたセンダンについての、以前の記事です
が、そんなセンダンを枯らしたはなし[次回]の参考として、よろし
かったら。

 ↓

『鳥に運ばれて広がるセンダン』鳥に運ばれて広がるセンダン。H

さほど 広くない庭。

手前にサザンカ、後ろにきれいに樹形の整えられたイチイガシの樹の
ある庭があります。


 のののののののののののののののの 庭あり。.jpg


5月になっておこなう、この庭のサザンカにつくチャドクガの防除
に、しなければならないこと。


ののののののののの 鳥の作る森へ。.jpg


それは この庭を囲っているブロック塀やカシの根元になどに、いつ
のまにか生えてくる〔トリの生活によってひろがってくるセンダンや
そのほかの・名まえのわからぬような
〕雑多な樹木の芽吹きを早めに
除去していく
ことです。

その作業を忘れちゃったり、「せっかく生えてきた芽立ちだから大き
くしてみるか
」「梅雨まえに咲く​お花は可憐だし、また香りもよい​し」
なんて 軽く考えてしまったとしたら・・・・
 

ののののののの センダン.jpg


そのときは ちっちゃかったはずのセンダンの芽は・・・10年を待
たずして “こんなになっちゃいました” 。

いっしょに撮った剪定用のハサミとの対比でおわかりになるとはおも
いすが、いまでは 太さ30センチ超 ・ 高さは3メートルのハシゴ
の2倍の高さはゆうにあります。

ということで住宅密集地にある庭では、鳥の運んでくる樹のなかでも
とくに生長が早すぎるうえに、台風来襲時などの強風時には枝が折
れやすいために危険となる

 いつのまにか生えるセンダンには気をつけたほうがよい

というおはなしでした。


晴れ おとなりのお宅の邪魔 になりはじめているこのセンダン。
  撤去するには、もちろん専門の業者さんでなければ、いま
  や歯が立ちません
/涙。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染




 

獣害を防止することは感染症防止にもつながる。

たとえば豚熱や鳥インフルエンザの発生源として考えられうるのは
まずはカラス。死んだイノシシの臓器などを咥え運ぶことで、その
カラスの生活圏のなかでウイルスが拡散することになります。その
ウイルスにふれた小動物たちがこんどは新たなウイルス運搬者とな
って、侵入防止のために張られた網の目をかいくぐり、ウインドレ
スな畜舎にさえウイルスの侵入を許す・・・

などといった鳥類やネズミなどの小動物が鳥インフルエンザや豚熱
発生の原因にもなっているケース[こちら]をとりあげましたが、そ
れに加えてヒトの生活圏へのイノシシやシカ[クマも]といった大型
の哺乳類の侵入も​獣害や感染症発生の原因となります。

ここでかんがえねばならないこと、それはなぜ、なにゆえ山の動物
たちは人家近くに寄ってくるのか・・・ということです。

その答えは簡単です、それはがあるから。

栽培されている農作物であれば、たとえば侵入防止用の電気柵や網
などが設置されているのでしょうけれど、収穫をおわった圃場の放
置状態の取り残しの作物や作物残渣の場合はどうでしょう。

田にはヒコバエ、畑には取り残しの農作物、そして最近では過疎化
で人のすまなくなった家屋に植えられている柿やクリ、さらにはミ
カンなど、食料がいっぱい。このような状態では人家ちかくへ動物
をよびこみ餌付けしているようなものではありませんか。

ということで巷でよく啓発されている作物残渣や放置された取り残
し作物のはなしではなく、ここでは作物全国には膨大な面積がある
とおもわれるヒコバエのはなしをとりあげてみました。田起こしの
時期でもありますし、過去分ですがよろしかったら。



『獣害を防止するためにも田を起こそう』

対策が功を奏して減少しつつある鳥獣による農作物被害。農水省発表に
よるその被害額は こちら ↓。

 鳥獣による平成29年度の農作物被害

  被害金額が約164億円で前年度に比べ約8億円減少(対前年5%減)、
  被害面積は約5万3千haで前年度に比べ約1万2千ha減少(対前年
  18%減)、被害量が約47万4千tで前年に比べ約1万3千t減少(対
  前年3%減)しています。
  主要な獣種別の被害金額については、シカが約55億円で前年度に
  比べ約1億円減少(対前年2%減)、イノシシが約48億円で前年度
  に比べ約3億円減少(対前年6%減)、サルが約9億円で前年度に
  比べ約1億3千万円減少(対前年12%減)しています。

減りつつあるとはいっても、まだまだ大きな被害。動物たちとの良い
関係を保つためにも、獣害はなるべく減らしてていったほうがよい。

そんな獣害の原因ですが・・・ 鳥や獣などの動物を呼び寄せている
一番の原因は、 ひこばえ にある と、10年ほど前から いわれ
はじめました。

ひこばえとは収穫後の作物の切り株や根元から生えてくるイネの若芽
のこと。とくにイネ刈り後の水田に残っている切り株から生えてくる
ヒコバエが要注意です。栽培しているお米や野菜とちがって、放置さ
れているひこばえなら、ヒトは 動物が食べてもさほど気にならない。

こういった 心のすき間に、動物達が忍び寄る のです。

ちなみに

 10ヘクタールの田んぼのヒコバエなら、
 100頭のシカを ひと月養えるほどの餌となる


というデータがあります〔1ヘクタールでは10頭・10aで1頭の
割りになりますよ〕。つまり ひこばえの放置は、ある意味で動物の
餌付けをしているもの
 と 考えなければなりません。

そんなひこばえが生えてくるのを防止するには、収穫後のこまめな耕
運が効果的
です。田を起すことで、株を土中にすきこみ、ひこばえが
生えてくるのを予防するわけですね。

そうすることで 動物たちが集落に近づかないようにする。

ということで今回は、獣害被害の多い集落では田の耕運といった農業
の基本的な作業を部落をあげて励行することが、まずはなによりの獣
害予防方法となり、それはまた結果的にヒトと動物との良い関係性を
構築することになるというおはなしでした。


晴れ バインダーで刈られた長いままのワラの場合は、大雨などで
  田から流出すれば、排水路を詰まらせることにもなりかねま
  せん。
  水害を予防するという観点からも、田起しは重要になります。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​


 

11日現在、香川県で3例発生した鳥インフルエンザ。そんな鳥インフル
エンザ発生のニュースのなかで「野鳥が入ってくるはずのない、窓無しの
ウインドレス鶏舎なのになぜ鳥インフルの発生が?」などといった報道が
ありましたので[​こちら​]、それ関連ということで、2011年の当ブログ
を再録してみました。「感染はいろんな要因が絡み合って起きる。単純に
渡り鳥だけが原因とは言いづらい
」という環境省の過去の調査チームの発
表に関連する回を、ご参考までによろしかったら。ちなみに映像は鳥の出
荷口から侵入している小動物の映像です。

  こんなかんじで侵入してくるのかも。。。



 ↓

鳥インフル。『ネズミ一匹でも大山鳴動』な時代へ。

“まえぶれや騒ぎが大きいわりには、実際の結果の小さいこと”をたと
えたことわざに 「大山鳴動して鼠一匹」 というものがあります。
大きい山が音を響かせ揺れ動くので、大噴火でも起こるのかと見守っ
ていると、小さな鼠がたった一匹出てきたにすぎなかった
』という意味
あいになりますね。

しかしですね、家畜の大量飼育があたりまえのことになっている現在、
これからこのことわざは、『鼠一匹でも大山鳴動』 と直さねばならない
ような気配ですよ。

ということで、まずは 大陸から渡り鳥がやってくる時期になると発生
が心配される鳥インフルエンザに関する昨年2011年の関連の新聞記
事が、こちら ↓。

『鹿児島・出水の感染は「ネズミが感染経路か」疫学調査チーム結論』

出水市の採卵鶏農場で発生した鳥インフルエンザの感染経路などを調べ
ている県の疫学調査チームは14日、県庁で会合を開き、調査内容をと
りまとめた。発生鶏舎内でネズミの死骸やフンが見つかったことなどか
ら、ネズミがウイルスを運んだ可能性がある、と結論づけた。
会合は非公開。座長の高瀬公三鹿児島大教授(家禽疾病学(かきんしっ
ぺいがく))によると、感染経路について野鳥、人、空気感染などの可
能性を検証したが、いずれも否定。鶏舎からネズミ1匹の死骸と多数の
フンが見つかり、モグラの穴が鶏舎の内外に複数あったことから「ネズ
ミがモグラの穴を通り侵入してウイルスを運んだと断定はできないが、
可能性を否定できない」と結論づけた。未消毒の井戸水が鶏の飲用に使
われていたが、高瀬教授は「ウイルスは水で繁殖できず、井戸は密閉さ
れていたため、感染源と考えづらい」とした。

そして2009年4月には、こんな動物に関する発表もありました。

国内の野生のアライグマが高病原性鳥インフルエンザに感染』

国内の野生のアライグマが高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5
N1型)に感染していたことが、東京大医科学研究所と山口大の調査で
わかった。野生動物の感染は、国内ではこれまで鳥類では報告されてい
たが、哺乳(ほにゅう)類は初めて。宇都宮市であった日本獣医学会で
4日、発表した。
東京大医科研の堀本泰介准教授らは、西日本の3地域と東日本の1地域
で05年以降に捕獲されたアライグマ988匹の血液を調べた。その結
果、10匹の血液から、過去にH5N1型に感染したことを示す抗体を
検出した。 これらの10匹がいた3地域のうち2地域は、ニワトリや野
鳥の感染が報告されていない地域だった。
発症して死んだ渡り鳥などを食べて感染した可能性が考えられるという。
養鶏場での発生がなくても、国内にウイルスが持ち込まれている可能性
を示した。
堀本さんは「感染率が1%と低く、アライグマ間での感染拡大は考えに
くいが、養鶏場への感染源になる恐れはある。ウイルスの侵入防止策を
再確認すべきだ」と話す。
国内の野生動物のH5N1型感染は、ハシブトガラス、クマタカ、オオ
ハクチョウの鳥類3種で確認されていた。アライグマは北米原産で、ペ
ットとして輸入され、野生化した。雑食で繁殖力が強く、国の特定外来
生物に指定され、駆除が行われている。
大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)は「海外ではネコ科などの
哺乳類の感染が報告されており、国内で見つかっても不思議ではない。
野生動物はほかの病原体をもっていることも多く、むやみに接触しない
ことが大事だ」と指摘する。


と、されています。

ということで、今回は鳥インフルエンザの感染経路に関連しているの
ではないかと考えられている2つの新聞記事のお話をお届けしました。
よろしかったら、ご参考に。


晴れ 窓というものがない最新式のウインドレス鶏舎でも感染がおこった
  ケースもあります。そうなると、穴を掘ったり伝ったりして侵入し
  てくる可能性のあるネズミやアライグマにイタチなどの小動物原因
  説には、充分に説得力
があると考えられそうです。

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鳥インフルエンザを防ぐ理由[わけ]。

かりに人が食したとしても大丈夫・・ みたいな報道しかなされが
ちなのですが、こんな重大な問題もあるよ ということで 前回の
畜産農家でない一般人の車の消毒のはなし[​こちら​]のつぎの話とし
て再掲載の2016年11月分です。つけくわえれば、そんな鳥イ
ンフルエンザにかかったトリのフンでも フン尿使用を歓迎するタ
イプの農業では使用とよしとするのかなあ なんてこともイマジン
していただけたら さいわいです。よろしかったら。

 ↓

『鳥インフルエンザを防ぐ理由[わけ]』


ウイルスは変異することで、鳥に感染するタイプのものが他の動物
にも感染するようになることがあります。鳥から人への感染が繰り
返されると、ウイルスが人の体内で増えることができるように変異
してしまい、さらに人から人へ容易に感染できるように変異する可
能性もあります。人と鳥のインフルエンザウイルスが豚のなかで、
いわば合体することもあるといいます。

いわゆる新型インフルエンザウイルスはこうした経緯によって発生
する
だろうと予想されていること・・・これが鳥インフルエンザを
防ぐ理由[わけ]のひとつです。

 

たとえば2009年におこった新型インフルエンザの由来について


新型の豚インフルエンザウイルスは人と鳥、2種類の豚が持っ
 ていた計4種類のウイルスが複雑に混じりあってできたことが、
 米国や日本の研究チームの 解析でわかった。米疾病対策セン
 ター(CDC)や世界保健機関(WHO)が公開する新型イン
 フルの遺伝子情報をもとに調べた。予防や治療の基礎データと
 な るウイルスの正体が明らかになってきた。米コロンビア大な
 どのチームは、今回のウイルスと過去の研究でわかっている豚
 のウイルスの遺伝子情報を照らし合わせた。この結果、ウイル
 スに8本 あるリボ核酸(RNA)のうち、6本が北米の豚に
 感染するウイルスから受け継がれたもので、2本が欧州やアジ
 ア由来のユーラシア型の豚ウイルスから受け継 がれたことを
 見つけた。
 前者の6本には、人、鳥のそれぞれに感染するウイルスに由来
 するRNAも混ざっていた。人は通常、豚や鳥のインフルには
 かからないが、豚は人や鳥のインフルにも感染する性質を持つ。
 98年ごろ、北米で豚インフルが流行したときに、豚の体内で
 豚ウイルスと人のA香港型ウイルス、鳥ウイルスが混じり合っ
 て、まず「3種混合」のウイルスができたとみられる。これが
 北米の豚ウイルスと交雑を重ね、最終的にユーラシア型の豚ウ
 イルスと合わさって「4種混合」の新たな豚ウイルスになった
 という。
 このウイルスの表面のたんぱく質が、人に感染しやすい変異を
 起こした可能性が高い。生物資源研究所(沖縄県名護市)の
 根路銘(ねろめ)国昭所長たちは、北米の豚ウイルスから受け
 継がれた6本のRNAのうち、1本が人、2本が鳥、3本が豚
 (北米)由来であることを示した。国立感染症研究所のウイル
 ス研究室長などを務めた根路銘所長は「ルーツが詳しくわかっ
 てきたことで、対策につなげられる可能性がある。今後もウイ
 ルスは変化する可能性があり、監視が必要だ」と話している。 
  2009年5月3日 
』 

と、こういうような検証報告がなされた経緯があります

しかるに現実には・・・食に関する風評被害を警戒するあまりな
のか、鳥インフルエンザの発生時になされる報道が[上記の新型
インフルエンザ問題は棚上げされるかたちで
]単なる農業問題の
ひとつのようなかたちで報道されがちなことは、日本で生活する
ものにとってじつに問題をはらんでいることに思えてなりません。

ということで、今回は、鳥インフルエンザを防ぐ理由[わけ]は
養鶏業への被害拡大や食肉消費への風評被害をふせぐためだけで
はない
 というおはなし でした。


 そしてもうひとつ、新型インフルエンザには注意せねばな
  らない点があります。それは2009年の新型インルエン
  ザ感染者のうちの死者の年齢層です。米国の米疾病対策セ
  ンターが発表したデータによると、18歳から64歳以下
  の死者が多い
ことです。60歳以上の層の死者が大部分を
  占める季節性インフルエンザの被害とは、この点が大きく
  異なっています。さらには症状が発現してから、死亡にい
  たる経過時間の短かい
症例があることが、気をつけねばな
  らない大きな特長といえるでしょう。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜

 

 

 

 

鳥インフルがおこると、車だって困る。

前回[​こちら​]の関連として宮崎で鳥インフルが連続したときのおはな
しです。家畜伝染病が[新型インフル誕生といった大きな話ばかり
ではなく
]一般市民生活全般にも影響を及ぼす例として 2016年
12月となりますが ご参考までによろしかったら。




『悪夢ふたたび・・・それは1枚の回覧板からはじまった。』

車を大切になさっている方も多いと思います。大切な車に、たとえば
鳥のフンがついた場合は、どうなさいますか?

ほっとくという方や、直ぐに洗うという方など、対処方法は個人個人
で違うとは思いますが、たとえば車の販売会社のホームページでは、
つぎのような対処方法を指導
しているようです。
 
知っている方は多いと思いますが鳥の糞は強い酸性です。そして、
 車の塗装は基本的にアルカリには強いのですが酸性には極端に弱
 い特性があります。

鳥のフンには塗装を傷めるアルカリ成分が含まれているので、放っ
 ておくとシミやくぼみができてしまいます。乾く前なら水で流し、
 乾いてる場合は無理に取ろうとせずに、水分をたっぷり含ませ柔
 らかくしてから水で洗い流しましょう。


と、このように鳥のフンが酸性かアルカリかという問題がありそう
ですが、車の塗装を傷める可能性はありということになりましょう。
それでは・・これが鳥のフンではなく同じくアルカリ性や塩素系の
液体であれば、どうでしょう。大切にしている車に塩素系やアル
カリ性の液体がかかった場合の影響
はどのような作用を車体に
及ぼすものなのでしょう。

と、書くと、「車に塩素系やアルカリ性の液体がかかる」なんてこと
があるのかなと思われる方が大半であると思いますが・・・畜産県に
住んでいる場合は、そんな場面もいまや大アリなのですよ。
そう、口蹄疫や鳥インフルエンザの蔓延を防ぐために、こういった
畜伝染病の発生した道府県では一定区域内で消毒が実施される
からな
んです。

ちなみに口蹄疫被害のおこった宮崎県の自動車販売会社によると、
消毒液に関しての対処法
は〔問い合わせが多かったということで〕つ
ぎのような説明がなされていました。

塗装がはげた部分やタイヤのホイール内側はさびやすいです。塩素
 系やアルカリ性の消毒薬をかけた車両を放置すると、白い斑点がで
 きる恐れもあります。そうしたことを防ぐには、なるべく早く洗車
 するのが一番。消毒の前に車用ワックスをかけるとより効果的です


ということで・・・回数にもよりますが、1日に数回も消毒液がかかる
とやはり影響がある。そしてそのような状況を踏まえて、このおはなし
は 宮崎県のお花農家である私の友人のYくんのケースにつづきます。

車を人一倍大切にするYくんにとっての大問題となったのは、彼のお家
の場所にありました。お花を栽培している関係上、 彼の家のまわりは
養鶏場や牛舎が点在する田園地帯にあったのです。

そのために愛車が、消毒漬けになった。

通常の町への買い物はもちろん、こどもさんの送り迎え、作っているお花
の出荷に、車でいちど出ていくたびに最低でも2回、往復で4回も車が
消毒される道を通らねばならない
のです〔1日のうちに3回通ると12回
となりますよね
〕。
 
最初のうちは、家にかえるたび、まめに洗車していたYくんですが、
さすがに4ケ月もこの状態が続くと、次第に洗車をするのが億劫にな
っていったといいます。そして当然といいますか、車の塗装がしっか
りと剥げてきた。車好きとしては なんとも やりきれない事態です
よね。・・・そして 口蹄疫被害がようやく収まったのをよしとした
Yくんは、収束から数年間は剥げたままの愛車で我慢し、今年の10
月になって“もう口蹄疫の発生はないだろう”と判断し、塗装が禿げた
愛車を新車に買い換えたのです。

そんな昨日、  Yくんを襲った[本人にはものすごい衝撃かと]のは
非情にも鳥インフルエンザ発生を伝える新聞と、前後してYくん宅の
郵便受けに入っていたのは この回覧板の文面なのでした。

  発生したとき.jpg 

なんと、Yくん宅に関係する生活道路における消毒が、鳥インフル
の発生を告げるこの通達と同時に、口蹄疫時の消毒作業と同様に
ふたたび再開されてしまうということなのです。


 チラシ.jpg 内容.jpg 


ということで

いま わたくしは・・・車好きで新車に買い換えたばかりのYくんのた
めにも、そしてもちろん畜産農家さんのためにも、そして飼われている
トリたちのためにも、1日でも早い事態の収束を願っております



晴れ  家畜伝染病は農業界ばかりでなく、いまやまわりの市民生活
  全般にも多大な影響を及ぼす・・ということでもありますね。
  また患畜の処分などに関する費用は税金でまかなわれていると
  いうことでもありますし。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜



 

晩秋の風物詩となった養鶏場の風景〔イン畜産県〕。H

香川県での鳥インフルエンザ発生[こちら]をうけて2014年
12月分
の再掲載です。よろしかったら、ご参考に。

 ↓

まわり一面全体が、消毒用の石灰 の散布によって真っ白と
なった養鶏場の〔安全対策をアピールする〕広告。

 鳥フル 1.jpg


文面。


 鳥フル 2.jpg


そして、行政による訓練。


ののののののののの 鳥フル 3.jpg


いじょう、すでに晩秋の風物詩となった観のある畜産県における
防疫関連の風景でした。



 車での通行中に前方に非常線が張られ そこに集結した防護服
  や防護マスクに身を包んだ集団によって、立ち入り禁止地区が説
  明され、これ以上先への通行ができなくなったことを告げられ、
  引き返す自分の車に消毒液がかけられ
たとしても・・・いまや
  宮崎県民〔農家でない一般市民であっても〕は驚きはしません。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜


 

庭の王さまの動きが鈍くなったうちに。

年々暖かくなっている感[たとえばこちら]の強くなっている昨今。
昨夜も宮崎県沿岸の夜温は20度ちかくもありましたものね。とい
うことで、前回に引き続き[こちら]寒さが遠のくごとに活動が活発
になる昆虫、そのなかでもガーデニングや剪定作業に関わってくる
アリのはなしです。・・・庭仕事をすると必ず何者かに刺されちゃ
って・・なんて経験
をされている方、ぜひご一読を。



広い意味での農作業のなかの、たとえば剪定作業にかかる場合のお
はなしですが・・・

自宅などの庭に加えて、たとえば樹木に囲まれた圃場や、たとえば
学校や公民館といった公共施設の庭や、ちょっとした庭つきの事務
所などといったある程度の広さのある面積を剪定作業する場合には
より被害を蒙ることを覚悟せねばならない存在があります。

それが アリ。

なんといっても身近にいて馴染みがある昆虫ですし、童話などでは
働き者だというイメージもあり、また漢字などでも虫へんに❝義❞と
いう まるで赤穂義士でも連想させられるような字体があたられて
いますけれど、これがなかなかの強者。

食性的には肉食のが多く、活発で攻撃力があって、これと思えば集
団で襲ってくるうえに、たとえば植物体のうえでアブラムシを飼う
ほどの知能もあるときたら・・・[ほかの小動物にとって]アリは自
然界に置いての恐ろしい捕食者以外のなにものでもないですよ。

またなんといっても彼らが強者である所以は、数ミリから数十ミリ
といったその身体の小ささそのもの。
たとえばハチやイラガや チャドクガに、毛虫ならまだよい。彼ら
は目立つのですから、むしろヒトをははじめとする大型の生物たち
も回避するのは容易です。しかし アリの群れだとそうはいかない。

たとえば剪定作業などであれば、予想しているよりもはるかに多く
樹上を行きかっているアリたちは、いつのまにやら作業者の袖口や
首筋、靴下とズボンの間などから気がつかぬうちに侵入していきま
す。万全の対策をしていても侵入してくるアリたちですから、これ
がもし作業者が何の防備もしていなかったとするならば、
この作業者のひじの内側とか脇から首筋にかけてとか、パンツのゴ
ムの部分とかの場所を、たくさんの小さな侵入者たちは
ときには噛んだり・ときには腹部先端にある毒針で刺したりと、や
りたい放題に蹂躙していくのです。

そのアリ被害による患部の症状ですが、皮膚が赤くなったり水ぶく
れになったり・・・そして自分の場合はとくに湿気のある場合など
はなぜか数日後にいきなり腫れてきます[完治するまで3週間とい
うかんじ]。また一度は痒みがおさまったとしても、またぶり返し
たり。一か所の被害ならともかく、こんな症状が数十か所などに
及んだとしたら、考えただけでもそれはもういやになってしまいま
すよ[剪定という作業自体がいやになっちゃったり]。

さて そんな庭の王者というべきアリたちですが、このアリたちが
いなくなるというか、いても活動的ではなくなる時期があります。

そのはじまりが 秋。たとえばこちら、九州の庭のアリたちは11
月になると、めっきりとその数を減らしてきます。そう、最高気温
が18度を下回ってくるころになると、動きが鈍くなり活動範囲が
じょじょに狭まってくるのです。

そしていま。11月から来春の3月くらいにかけてのこの時期[いわ
ゆる無霜地帯でもありますし]になってやっと、この地ではアリ刺さ
れというストレスなしに作業できる最良の季節がはじまります♪

ということで今回は、庭の支配者ともいえるアリがいるために な
かなか切れなかった あの木の枝や植え込みの乱れが、やっとばり
ばり切れる季節になったぞという、いわゆる鬼のいぬまの命の洗濯
みたいな そんなお話となりました。 
         → マダニは11月下旬までの回は こちら



晴れアリに刺されるとか、咬まれるとか、ギサン[アリの酸と
  書いて蟻酸ですものね]でも肌が赤くなったりとかの被害
  をもたらす事実を知らない方も、けっこういらっしゃい
  ます。知らない方にはぜひおしえてさしあげていただき
  たきたいなとおもいます[かつての野ギャルさんたちとか]。
  ちなみに装備ですが、シャツの下の加圧式のアンダーウェ
  アに、すべすべした弾力のある手抜きは必需品。

   

  首元には和手拭いのうえに伸縮性のあるタオルを巻いて
  剪定作業しております[こんなかんじ]。・・・大げさだ
  なと思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、いわ
  ゆる温暖化の進むなか九州並のムシ対策は、全国的にム
  シできなくなるとおもいますよ[そう台風被害のように]。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染