おっちゃんの背中に憑いていたモノ。
まわりのそこかしこには、いまだに田んぼが点在している場所
にあるホームセンター。郊外店のために、当然のごとくに来店
するお客さんのほとんどは車でやってくる人がおおい。そんな
郊外にあるホームセンターに設置してある ひとりづつ入る形
式の地元銀行のキャッシュコーナーでの できごと。
お金をおろそうとして停まっている車もまばらな広い駐車場に
愛車を停めてドアを開け、キャッシュコーナーに向かって歩い
ていると、逆方向からもひとりのおっちゃんが同じくキャッシ
ュコーナーのほうにあるいてくるのが確認できた。
そんなキャッシュコーナーの入口の自動ドアの前で、どちらが
先に入ったとしてもおかしくなかったはずといったかんじで出
くわした、おっちゃん。むかしはけっこうやんちゃな感じだっ
たフウな、セカンドバックを持って角刈りといったいで立ちの
そんな風体のおっちゃんに、それとなく先をゆずって先に入室
してもらったのはいいのだが・・・私はきづいてしまったのだ。
自動ドアが閉まっていくおっちゃんの、背中というか、いやむ
しろほどなく首筋といった位置になにかがあるのを。
場所がキャッシュコーナーであるために、スモークなガラス越
しの室外からは、それはもちろんはっきりとは確認できない。
また確認したくても、ほかの人が入室しているキャッシュコー
ナーの中をガン見するのも、もちろん憚れよう。なにせ自分の
うしろには次の利用客も二人ほど並んだのだ。挙動はつつしま
ねば。しかし。はてさて、気にはなる。見たいけれど見れない。
でもほら、動くよ動いてる。
下を向いてキャッシュコーナーのボタン操作しているおっちゃ
んの背中で、人の手の平くらいだから、15センチくらいの棒
状なかんじの物体が、行きつ戻りつといったかんじで揺らいで
いる。動いているのだ。気になる。
ほどなく扉があいておっちゃんが、ドアからでてきた。もちろ
ん背中は見えない。振り返ってみようにも、なにせ短いけれど
行列。せかされるように自分が入室し、キャッシュコーナーの
ボタンを大慌てで操作し、背中になにかいたおっちゃんをスモ
ークがかった室内から目で探す。 
いた。あらら、車にむかっている。停車していた車のドアに手
をかけている、と確認したときに、ちょうど機械がこちらの用
事を済ませてくれたので、忘れ物がないかを確認しつつ、室外
にでた。クルマに乗り込もうとしているおっちゃんとの距離、
ほぼ15メートル。そのとき、室外の青空のもと、おっちゃん
の背中にいる物体の体色を確認できた。その色や・・・

・・・間に合うか間に合わないか、教えてあげられるか・られ
ないかは別にして、とりあえずおっちゃの車のほうに向かうが、
おっちゃんは勢いよくドアを閉め、一足違いで西の方向へと発
車していってしまった。

というわけで取り残された[というのも変なのですが笑]わたし
は、おっちゃんが虫好き、いやもっと詳しくいえば 運転中に
でっかいカマキリがいきなり不意打ちで首筋ににじり寄ってき
たとしても、クルマの運転に支障をきたさないくらいの、ぉお
おまえか可愛いやつといえるくらいの虫好きであることを祈り
つつ、自分の車に向かい、祈るような気持ちでドアを閉めエン
ジンをかけた。

ということで、今回は めったにないことだけれど、ときおり
出くわす “田舎あるある” なおはなしでした。まあ しかし、
11月の下旬にもなってのカマキリだなんて、これもまた温暖​​
化のもたらす弊害といえるのでしょうね~。 → 寒さにはけ
っこうつよい、そんなカマキリの話は ​こちら​。


晴れ いや もしかして。。あのおっちゃんは、じつは虫
  好き。背中にカマキリをのせていたのかも。 そう、
  海賊の首領が肩にとまらせているオウム のように。
  ・・・そうだったらよいのだけれど。

 
 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」​



 

 ゾンビ な カマキリ 。
次回関連で、過去分の参考としての再掲載です。よろしかったら。



冬になると雲ひとつない晴天が続くために、放射冷却現象がおこり
朝の最低気温が南国とは思えない冷え込むことの多い宮崎県の沿岸
部地域。

12月にはいっての、ここ1週間ばかりの最低温度は

   13日 14日 15日 16日 17日 18日
   00度 00度 04度 06度 01度 -1度

という具合に、曇天だった15日と16日以外は、0度付近で推移
していきます。このように氷点下になることもある宮崎で・・・

植物の存在する気配のない倉庫の壁のスレートにぶら下がった格好
のカマキリをみつけたのは、クリスマスの終わった12月26日。
お昼休みを終わったばかりの仕事中のことでした。

     

全く動く気配のないカマキリ。それはそうですよ、最低温度が0度
の日もつづいたきょうこのごろ。

それを踏まえて、当然のことながら、これはこのカマキリの状態は

 たまたまたどりついたこの場所で
 ぶらがったまま凍死していいたのであろう

と 判断し可哀そうにおもって、とりあえず遺体を回収し、仕事が
終わったら植物の生えている場所にでも埋葬してあげるかと考えた
のです。このまま野ざらしのままではあまりにも寒々しすぎますも
のね。そんなカマキリの遺体の様子が ↓ こちら。


      
      


やはりというか、指で触っても まったく動かないカマキリ。

その足を1本づつ順に丁寧にひき剥がし、暖房のはいった事務所の入
口ちかくにあるデスクのうえにとりあえず転がして置いたところで、
かかってきた電話に対応し、そのまま仕事に戻ったのでした。

それからいつのまにか30分ほど時間が経過し、

 あっとそういえば カマキリちゃん埋めてあげなくっちゃ。

と、カマキリの遺体の存在を思い出したのが15時の休憩の時間。
そこで園芸用のスコップをもちだし、遺体を置いていたデスクのそば
にちかづいたところ・・・そこには ウソだろといいたい事態が!

なんと、そこには姿勢を正し目を動かしているカマキリがいたのです。

 




ゆっくりとした、とてもゆっくりとした動きながらも、生きて
いるという気/きを身体から発するカマキリ の 姿。

心なしか身体の色まで生者/せいじゃの色に変わっています。
完全に死んでいるとばかりおもいこんでいたこちらはとにかく
びっくり!

おそるおそる触ってみるとやはり生きてる。とりあえずゾンビ
ではないと確認できたので/笑、埋めるのはもちろんやめにして、
ペットボトルを切って作った急ごしらえの植物つき避難所を作
成し、生き返ったカマキリにはそのなかにはいってもらったの
でした。




それにしてもの、真冬のカマキリ。

いったい彼女はどこからきたのか、どう考えても不思議すぎる
昨年末のできごと。



いまさいしょの写真を確認してみると、喪章をつけたようなカ
ラーリングの美しい腕を見せびらかしながら、こちらが不思議
がるのをまるで笑っているかのような彼女の表情や如何ん。


晴れ うごきだしているカマキリの姿を目にした瞬間
  ♪死んだはずだよ、​お富さん​・・なんて歌詞の
  春日八郎さんの唄声が わたくしの脳内に響いた
  のですから、おもろしろいですよね、またこれも。
  
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鳥インフルエンザを防ぐ理由[わけ]。
今年も各地で発生し始めた鳥インフルエンザの発生。現在のところ
鹿児島、秋田、兵庫県で発生が確認されています。そんな鳥インフ
ルエンザ。
かりに人が食したとしても大丈夫・・ みたいな報道しかなされが
ち なのですが、こんな重大な問題もあるよということで やはり
以前の分の畜産農家でない一般人の車の消毒のはなし[​こちら​]の
関連する2016年11月分です。つけくわえれば、そんな鳥イン
フルエンザにかかったトリのフンでも フン尿使用を歓迎するタイ
プの農業では使用するのを可/よしとするのかなあ・・・ なんて
問題提起の回である[​こちら/​ウイルス拡散を防ぐには素早い殺処分
と確実フン処理だ]もご紹介しながら、よろしかったらご参考に。

 ↓

『鳥インフルエンザを防ぐ理由[わけ]』


ウイルスは変異することで、鳥に感染するタイプのものが他の動物
にも感染するようになることがあります。鳥から人への感染が繰り
返されると、ウイルスが人の体内で増えることができるように変異
してしまい、さらに人から人へ容易に感染できるように変異する可
能性もあります。人と鳥のインフルエンザウイルスが豚のなかで、
いわば合体することもあるといいます。

いわゆる新型インフルエンザウイルスはこうした経緯によって発生
する
だろうと予想されていること・・・これが鳥インフルエンザを
防ぐ理由[わけ]のひとつです。

 

たとえば2009年におこった新型インフルエンザの由来について


『新型の豚インフルエンザウイルスは人と鳥、2種類の豚が持っ
 ていた計4種類のウイルスが複雑に混じりあってできたことが、
 米国や日本の研究チームの 解析でわかった。米疾病対策セン
 ター(CDC)や世界保健機関(WHO)が公開する新型イン
 フルの遺伝子情報をもとに調べた。予防や治療の基礎データと
 な るウイルスの正体が明らかになってきた。米コロンビア大な
 どのチームは、今回のウイルスと過去の研究でわかっている豚
 のウイルスの遺伝子情報を照らし合わせた。この結果、ウイル
 スに8本 あるリボ核酸(RNA)のうち、6本が北米の豚に
 感染するウイルスから受け継がれたもので、2本が欧州やアジ
 ア由来のユーラシア型の豚ウイルスから受け継 がれたことを
 見つけた。
 前者の6本には、人、鳥のそれぞれに感染するウイルスに由来
 するRNAも混ざっていた。人は通常、豚や鳥のインフルには
 かからないが、豚は人や鳥のインフルにも感染する性質を持つ。
 98年ごろ、北米で豚インフルが流行したときに、豚の体内で
 豚ウイルスと人のA香港型ウイルス、鳥ウイルスが混じり合っ
 て、まず「3種混合」のウイルスができたとみられる。これが
 北米の豚ウイルスと交雑を重ね、最終的にユーラシア型の豚ウ
 イルスと合わさって「4種混合」の新たな豚ウイルスになった
 という。
 このウイルスの表面のたんぱく質が、人に感染しやすい変異を
 起こした可能性が高い。生物資源研究所(沖縄県名護市)の
 根路銘(ねろめ)国昭所長たちは、北米の豚ウイルスから受け
 継がれた6本のRNAのうち、1本が人、2本が鳥、3本が豚
 (北米)由来であることを示した。国立感染症研究所のウイル
 ス研究室長などを務めた根路銘所長は「ルーツが詳しくわかっ
 てきたことで、対策につなげられる可能性がある。今後もウイ
 ルスは変化する可能性があり、監視が必要だ」と話している。
  2009年5月3日 』

と、こういうような検証報告がなされた経緯があります

しかるに現実には・・・食に関する風評被害を警戒するあまりな
のか、鳥インフルエンザの発生時になされる報道が[上記の新型
インフルエンザ問題は棚上げされるかたちで
]単なる農業問題の
ひとつのようなかたちで報道されがちなことは、日本で生活する
ものにとってじつに問題をはらんでいることに思えてなりません。

ということで、今回は 鳥インフルエンザを防ぐ理由[わけ]は
養鶏業への被害拡大や食肉消費への風評被害をふせぐためだけで
はない、日本国民の健康にも影響してくる問題とするべきだ と
いうおはなしでした。


晴れ そしてもうひとつ、新型インフルエンザには注意せねばな
  らない点があります。それは2009年の新型インルエン
  ザ感染者のうちの死者の年齢層です。米国の米疾病対策セ
  ンターが発表したデータによると、18歳から64歳以下
  の死者が多い
ことです。60歳以上の層の死者が大部分を
  占める季節性インフルエンザの被害とは、この点が大きく
  異なっています。さらには症状が発現してから、死亡にい
  たる経過時間の短かい
症例があることが、気をつけねばな
  らない大きな特長といえるでしょう。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜




 

おてらんば・・・っていったい。
霧島神宮や宮崎県の高原町と小林市をつなぐ29号線の道路上に、
ここ1年ほどの間に設けられた手書きっぽい看板。いくつか設け
られたその看板に書かれた言葉が気になったのです。

その看板の、どうにも気になる言葉が こちら。

   

おてらんば・・・です。

展望台はもちろんわかる、しかしわからぬのが「おてらんば」。
地名なのか、場所なのか、またわざわざ平仮名表記なのもまた
気にかかります[何度も通る度に見ると気に障るって感じに笑]。

ただ、この地は自分にとってはあくまでも通過点。 目的地の
御池や御池のさきにある霧島神宮、さらには鹿児島空港、その
先の鹿児島市内を目指す旅の途中でこの看板を目にする身とし
ては、この看板がどんなに気になっても 又注意を惹かれたと
しても、毎回毎回 無視してとおりすぎてばかりでいたのです。

が、先日。


  

あまりにも綺麗な秋晴れのもと青空に映える看板を見たその時
よし、おてらんば展望台にいってみようと意を決したのです[お
おげさですけれど。笑。

 

さてさて、入口の看板の矢印どうりに、まずはその坂道をあが
ります。すると意外に広い原っぱふーの土地にでて、 あれれ
展望台がある感じゃないなと思いつつ、さらに案内板のとおり
に車を進めていきます。が、やはり気になるのは おてらんば。

 ● お寺の馬がいたところ
 ● お寺の婆ぁがいたところ
 ● お転婆なおばあさんがいたところ
 ● お寺の広場/境内があったところ
 
などど自分勝手に予想などしつつ、しかし人家がありそうでも
なし、お寺がある、あるいは過去にあったという雰囲気の場所
でもないしなあ と思いつつ運転していると

  

そのうち なんだか 道が細くなってくる。しかも 高さがで
てきてガードレールの道の下はかなりの崖状態になってくる。
こうなると 人の常・急に心細くなっちゃって、おいおい対向
車がきたらすれ違えるのかな とか、車を反転する場所はある
のかな なんて考え始めるのです。

さらには これは

 ● おてらんば という凶暴な生き物
 ● おてらんば という妖怪

なんかがいる場所なのかも。・・・いやいやもしかするとこの
看板自体が罠、宮沢賢治の注文の多い料理店にでてくる山猫軒
のように看板に興味をもってやってくる旅人を喰っちゃおうと
いう手合いの仕業ではあるまいな・・・などと、おもってきち
やったりする始末/笑。

そうこうしているうちに、ついに行き止まりになちゃいます。
車はここまでという駐車場の看板がこちら[5台ほど停車可]。

   

えええ、ここから歩きなのかよ・・なんて思いつつ不審を覚え
ながらも→の方向に歩いて進んでいくと
30メートルばかり先の杉林に 看板があるのが見えました。

        

ここまできたのだから、あの看板のその先まで歩くのかどうか
は別として、とりあえずあの杉の下の看板だけでも読もうと足
を進めてみると

   

看板の左手には 手作り風の椅子とテーブルがあり、そのテー
ブルにとりあえず座ってみるべかと、身体の向きを変え歩を進め
たそのとき

 

   

椅子とテーブルの先の眼下には、そう 鷹とか鷲とかが見てい
るような いきなりの俯瞰図的な展望がひろがるのでした。車
を停めた場所からはいっさい見えなかった風景だけに これは
うれしいびっくりです。

心ならずも 旬な里の秋をみごとなパノラマで鑑賞できました。
なかなかやるな、おてらんば展望台。と思いましたよ。

そして主題の おてらんば です。




この説明版によると、かつては街道だったこの場所にお殿様も寄
っていたというお茶屋さんがあり、その “御茶屋場”という言葉
が時を経ていつのまにか “おてらんば” になったというふうに
解説してあるのですが、

眺めのいいのはもちろん同意するとして、このことばの転位は理
解できないなぁ、伝言ゲームのように言葉が変化したのかなとか、
なんといってもあの難解きわまる薩摩弁の勢力範囲なので、言葉
がこんな変化を遂げたのかな などとおもいつつ車をスタートさ
せ展望台をあとにした次第です。

  

そして帰路の看板のむこうにはいつもきれいな霧島さま。

ということで 前回のスッコン谷[​こちら​]の続編として今回は、
おてらんば展望台についてのおはなしでした。


晴れ 名前の由緒と由来はわかっても、なんでそうなった
  のかがわからない、さらには そんな言葉が気にか
  かるというのもまた、ヒトの世の常なのでしようねー。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染



一度みたら忘れられなくなる渓谷。
農業経営などにおいて、たとえば出荷する農産物の略称などのブラ
ンド名などのヒントにいかがでしょう。よろしかったら。

 ↓

霧島神宮から霧島山を見てみよう・・・と思い立ってハンドルを握り
ときおり紅葉の隙間から見える霧島山を頼りに、もちろん直線ではな
い山道を車で神宮に向かって走っていたところ、

とある名前の渓谷の看板 が 眼についた。

そこで車を止め、道しるべに従って 谷のほうへと くだっていくと
ほどなく勢いよく流れる清流の渓谷に出た。



のののの渓谷6渓谷5 
のののの渓谷4渓谷3 

ののののの
渓谷1

 
 真夏に涼をもとめて水浴びするにはうってつけの渓谷だな

とはたしかに思ったが、ちかくにある関の尾の甌穴のダイナミックさ
や、そしてカッパ伝説[こちら]や水中モグラ[こちら]のいる長田峡の
あふれんばかりの清流と比較すると

 奇麗な清流だとはいってもマイナーなかんじは否めないな 

と、しょうじき思った。

けれど メジャー感のある関の尾の滝や長田峡に負けないものがここ
にはあった。それは この渓谷の呼び名/名前 である。

その理由は












だって 名前が “スッコン谷” !

ののの渓谷2


ということで今回は、 記録よりも記憶に残る名前をもった渓谷 の
おはなしでした。


晴れ 気になるのは、この渓谷の名前の由来です。しかし
  これといった由緒はなさそう。
  しかしそんなところもまたこの名前の魅力なのかも。
  個人が自由にかってに想像できる楽しみって、いい。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染



 

​熟した柿はおいし。​
過去分ですが、映像を本年度版に改訂いたました。



多様なやり方があるものだなと感心させられたカキの脱渋のあれ
これ。

過去から現代にいたるまで、いろいろな方が いろいろな方法を
試してきたのであろう柿の脱渋に伴う多様なやり方の話が 前回
[​こちら​]でしたが、そのいっぽうで 面倒なのでなにもせずに渋
柿をおいしくいただきたいし楽しみたい、そんな方法はないのか 
と おっしゃる方もまた多いことかと思います。

おまたせしました、あるんですよ、そんなあなたにピッタリの渋
抜きの方法が。

その方法とは・・・実ったカキをそのまま樹上で実が軟らかくな
るまでほおっておく放置する。 これです、これだけ。

すると。自然に渋が抜けます。ただし 熟れ始めたころからの鳥
や獣たちとの 熾烈な果実/柿をめぐる攻防は覚悟しなければなれ
ませんけれど/笑。ちなみに外国での、とくに フランスでのポビ
ュラーな柿の食べ方は、この方法なのだそうですね。

                 
   
                

熟した、果肉どろどろの、じゅくじゅくとした柿。これをスプー
ンでたべる。すくってたべる。 食べ止まらなくなるまで、ただ
ただ食す。

   とまりませ~ん 笑  


秋もたけなわ。いま時分のフランスでは Le persimmon mûr
est délicieux/熟した柿はおいしなんていいながらじゅくじゅく
の柿が好事家たちに連日連夜に愉しまれてることだとおもいます。

ちなみに自分は じゅくじゅの柿に さらにイモ焼酎をふりかけ
たり。


晴れ ちなみにこの発音。“るぱしゅもんるはでりしゅ”って
   ある種のジュモンふーにも きこえたりもして/笑。


 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染



​​

渋柿もつかる温泉。
次回関連で過去分ですが、よろしかったら。


柿を食べたいのならなら甘柿を植えれば済むことなのに、では
どうしてわざわざ渋いカキが植えられているのでしょう。

その理由は・・・実が渋いということを利用して柿の実を動物
たちに食べられてしまうことを防いできたなごりからだといわ
れています。そうシブくてたべることをあきらめた動物たちと
ちがって、ヒトには古来よりいろいろな渋抜き法を開発してき
た歴史があるのです。

そんなカキの渋みを抜く脱渋ですが・・・
日本でもっともおこなわれている脱渋は、柿の実を酸欠状態に
置くことで渋を抜く方法ですね。

もっともポピュラーなのが焼酎を使ったやりかたですが

 焼酎に柿を浸します。その柿をヘタを上にして新聞紙を
 敷きつめたダンボ―ルの中に詰め、その後ダンボ―ル箱
 をクラフトテ―プで目張りして、7日後に開封

みたいな手順です。これで渋みが抜けるのですから[甘ガキを
植えて毎日毎夜鳥獣たちとの頭と体を使ったバトルを繰り広げ
る苦労を考えれば]ほんとうにお手軽な方法です。

まあ原理としては、カキの実をただ酸欠状態におけば脱渋する
のですから、アルコールを使う方法だけではなく過去からいろ
いろな方法がいろいろな場所で試まれてきたわけで・・私が見
聞きした変ったところではたとえば

 ■ 庭先に柿を埋めて凍結させる[寒い地方ですね]
 ■ 生石灰を水で溶き、柿を入れた箱にいれ、その後密閉
 ■ 太目の竹に柿を詰め竹の筒の中に線香の束を入れて密封
 ■ 乾燥機で25度程度に加熱・乾燥させる[時間は不明]
 ■ 皮を剥いて軒先などに吊るして寒風にさらす[干柿?笑]

といった方法などもあるのだそうです。そしてもうひとつ。今
回ご紹介する極めつけの[ある意味霊験あらたかな]脱渋の方
法が、温泉に漬けることで渋みを抜くという脱渋方法です。

実際にこの渋抜きがおこなわれているのは開湯して800年と
いわれる鹿児島県の紫尾温泉。毎年10月になるとおこなわれ
ている方法で、この神社では脱渋する行為を「あおし」、脱渋
された柿を「あおし柿」という呼び方でよばれていますよ。

しぶ柿を専用温泉浴槽に一晩浸しておくと、それだけで翌朝に
は渋みがとれて独特の甘さと色つやを持った柿に変身する  
というのですから、うらやましいかぎり。さすがに紫尾神社の
拝殿下から原泉が湧き出でている温泉、通称「神の湯」とも呼
ばれているのもわかる気がします。ちなみに紫尾温泉、泉質は
単純硫黄泉なのだそうです。

ということで今回は、いま食べごろの日本の秋の風物誌である
カキ、その柿の脱渋についてのおはなしでした。


晴れ 温泉にユズやショウブはつきものですが、さすがに柿が
  つけられている風景にはびっくりしました。秋の鹿児島
  にいかれたおりにはご覧になるのもいいかも。

 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染
 

 

巻きついたツタを丁寧にとってみると。
一昨年に、ツタを駆除したマメツゲの樹。あれから2年。そろ
そろまたぞろツタが伸びてきているかも と思って昨日様子を
見にいってまいりました。

  

到着して、マメツゲの樹を正面からみます。おっ、まだツタは
巻きついていなさそう  と思いはしましたが、ねんのために
マメツゲの花壇の後ろ側にまわり、低い位置から樹の様子をう
かがってみれば

 

すると やはりというかやっぱりというか、植えられている
マメツゲの幹の何本かに、ツタが巻きついきているのが確認
できました。
ふむふむ、 まあしかし一昨年の状態[こちら]に比較したら
巻きついてきているとはいってもたいしたことぁないななど
とタカをくくってツタ取り作業に丁寧にとりかかってみれば

   

ひ弱に見えていたツタのツルは、意外や意外じつにしっかり
として幹に巻きついていて、一本一本のツタの太さもさる事
ながら、その巻き付いている長さはじつに長~いものであり

 

駆除した5本ほどのなかでいちばん長い個体などは、こんな
かんじで地下部と地上部をかまわず手繰り寄せ、くくるくる
くると手のひらのうえで巻いてみてみれば、 その形たるや

  

まるで小型のリースそのもの。になっちゃうのでした。

こんな強靭なモノに巻きつかれて、日々太く生長していくの
であろう物体に毎日毎日締め上げられていくものだとすれば

     

巻き付かれた被害者は、それはボロボロになっても当然だよ
なって思ってしまいましたよ。

ということで今回は、 植木にとり憑くツル性植物の駆除は
はやければはやいほどベターだ・・というおはなしでした。


晴れ 伐採されたあとの人工林に植えられるスギやヒノキの
  大敵も、ツル性の植物。ヤマの苗木にはツタが絡みつ
  くので、初期の手入れはかかせません。
  そんな手間のかかる[結果放置されることも多い]ヤマ
  のはなしは ​こちら​。

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つる性植物にはご用心。

11月にはいり、蚊の被害もようやく終わりつつある南九州。
これ幸いと、夏場に樹木にからみついたツル性植物の駆除に
いそしんでおります。ということで 次回関連として過去分
ですが、よろしかったら。
 ↓

表皮表面が、まるでスポンジだか海綿みたいに穴でボコボコ
ボロボロにされたマメツゲ。

     

そんな枝に指で触れちょっと力をかけるだけで、枝は簡単に
ちぎれてしまいます[4・5センチの太さなのに]。



マメツゲをこんな惨状にした犯人・・・それはツタ。

   
    

もともとあったマメツゲの枝に憑りつき、しまいにはこれが
マメツゲの枝であることも わからぬほどに、とえふたえに
絡みつき、締め上げ、マメツゲの表面から栄養や水分さえも
奪いとっていくのでしょう。

これではマメツゲの樹が弱っていって当然ですよね。

そんな弱った枝のあるマメツゲの株から、ツタをとりのぞき
まだ回復しそうな枝を残し、ボコボコの枝を切除した様子が
こちら ↓。



なんとか元気になって、花壇のマメツゲの樹勢が回復して
くれたらいいなあ。

   

それにしてもいつのまにやら気づかないうちに侵入侵略し被害
に合う植物を蹂躙していくツル性の植物。 油断禁物ですね。


晴れ 伐採されたあとの人工林に植えられるスギやヒノキの
  大敵も、ツル性の植物。ヤマの苗木にはツタが絡みつ
  くので、初期の手入れはかかせません。
  そんな手間のかかる[結果放置されることも多い]ヤマ
  のはなしは ​こちら​。

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​可

シマちゃん騒動記[酷暑の夏の思い出]。。
小さかった頃の涼しさの思い出を求めてか、かつて過ごしたで
あろうところの植木鉢の底に避暑の場所を求めた結果・・・前
にも後ろにも進めずに七転八倒する苦しさにおちいってしまっ
たシマへビのシマちゃん[​こちら​]。

そんなシマちゃんの命にかかわる危機の現場を目のあたりにし
て、その救助法をかんがえねばならなくなった自分。後退する
ことができないというヘビの生態からかんがみて、とりもかく
にも、頭部のほうから引き抜くしかない!とかんがえるに至り
ました。

で、まずは鉢を横にして、植わっている木の根が回っているこ
とを祈りつつ、植木全体をひっこぬいて[成功!]

  

内側からシマちゃんを引っ張るけれど抜けず。で、これはいか
んと、暴れるシマちゃんの身体に触れぬようにプラ鉢に鋸で切
れ目をいれる作戦を決行。。。。

 

切り込みをいれたところを、ペンチで力任せにねじ切って穴を
広げて・・・

  

切断して広げた穴の外側から、なんとかシマちゃんを鉢の内側
に押し戻すことに成功しました。

ほっ。

シマちゃんの動きが時間の経過とともにニブくなってくるのを
心配しながらの作業でしたが、なんとか10分かからぬうちの
素早い救出に成功しました。

   

そしてこちらが、切断したプラ鉢の破片。シマちゃんにとって
は生死を分けたプラスチック片となります。

ということで今回はシマヘビまで辟易と感じた今年の夏の酷暑
の いちエビソートのおはなしでした。→ 椋鳩十さんの南九
州の酷暑と湿気についてのはなしは ​こちら​。


晴れ その後のシマちゃん。
  バツがわるかろうと・・押し入れた鉢をそのままにして
  すておき、1時間ほどした現場にもどってみたら、シマ
  ちゃんの姿はありませんでした。無事だったようでほっ。。


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