サツキがまたまた丸坊主にされそうな春。
庭のサツキです。ミノムシ被害にあっていたので、一昨年昨年と
せっせとミノムシの捕殺を繰り返していたにもかかわらず、やっ
ぱり2023年の今年も部分的に大発生してしまいました。
ということでとりあえず2018年のミノムシ被害を受けた時分
の回の再掲載です。次回のつなぎとして6月の分ではありますが、
よろしかったら。
↓
『サツキを丸坊主にした犯人は/2018年6月分』
じとじとと小雨が降りつづいた長い梅雨もおわって、ひと月あまり。
晴れ渡った青空のもとで、早朝の涼しいうちに事務所の剪定でもや
ろうか・・と、道具をもってお盆前の樹木の伸びを確認していたら
列に植えられているサツキに、葉がなくなって丸坊主になりかかっ
ている部分を発見[映像↑の左の映像が被害個所・右は健常部分]。
しまった油断した・・・とおもったときには大発生しているあの虫、
ミノガの仕業です。
ミノガとは もちろんミノムシ。
葉や枝を食べた残りくずで 幼虫の作る巣が、ワラ製の雨具である
蓑/ミノ[こなきじじいが着ているアレです]に 似ているために
ミノムシとよばれるようになったのであろうという、あの虫です。
いったいどのくらいいればこんなに丸坊主にされるのだろう
と、ためしに被害個所の1本当たりの1センチ以上の大きさのムシ
を、ひとつふたつと枝から引き剥がしといったところ、約30匹く
らいのミノムシを捕獲しました。
農業用の害虫図鑑をひも解けば、
発生は年1回・梅雨あけに新成虫が現れる
とされていますので、6月の中旬以降につぎつぎと孵化した幼虫が
2月弱あまりでおおきいものは3センチ強に育ったことになります。
そしてこのミノムシ。 特筆すべきは、その防除の厄介さです。
なんせ防水性に富んだミノを持つ。たとえ薬剤を散布したとしても
安全なミノのなかに逃げ込んしまうのでなかなか薬効がないのです。
さらには汎用性な食性も武器ということであり、75種の庭木や樹
木で発生し、ときにはヒマワリなども食害するというからビックリ
ですよね。
ということで、お庭の手入れが趣味のあなた。
梅雨明けてひと月のいま。お庭の一角に丸坊主になりかかっている
株はありませんか。もし存在/したとしたら、対処は いま。充分に
生長して被害が広範囲に広がらないいまのうちに、せっせとミノを
みつけて捕獲してまいりましょう。
ということで今回は、梅雨明けの爽やかなサツキの新緑を丸坊主に
した犯人は局所に大量発生するミノムシだった というお話でした。
身の回りにある 手ごろなものでも、ミノを作るミノムシ。
色とりどりの毛糸クズのなかに、蓑をはずしたミノムシを
入れて毛糸のミノを作らせる・・なん遊びも以前は流行って
ましたよね。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
のの