どうもTactです。
ここ数日クーラーで喉を少し痛めてしまいました。風邪まではいかないけど、皆さんもどうかお気をつけて。
ということで、映画を観てきました。
8月1日に封切の、現在絶賛上映中の
『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』http://loveandmercy-movie.jp/音楽映画って、大体2種類に分かれると思うんですよ。
ミュージカル映画か、伝記映画か。
この「ラブ&マーシー」は、どっちでもないというか、、まあ一応伝記映画ですけど、単純なそれではないというか。
簡単にいうと、アメリカのポップミュージックを代表する超レジェンドバンド「ビーチボーイズ」のブライアン・ウィルソンの人生の一時期を描いた作品です。
音楽映画というよりは、実在の人物の、一人の天才の苦悩と愛を描いた作品といった方がいいのかもしれない。
なので音楽に詳しくなくても十分鑑賞に堪えられる作品だと思います。
まあ私がふにゃふにゃ語るより、特設サイトを見ていただいた方が早いと思いますので、どうぞ。
http://loveandmercy-movie.jp/
ビーチボーイズやブライアン・ウィルソンの音楽や歴史を知らなくても楽しめると思いますが、やはりある程度予習しておいた方が、数倍楽しめること間違いないです。
レコーディング風景が楽しすぎてしょうがない!
理解を深めるために一つだけ、解説しておきましょう。
作中、ポール・ダノ演じるブライアンがピアノに頭を突っ込んでヘアピンで演奏しているシーンがあります。
あれは何をやっているのかというと・・・
クラシックや現代音楽の方面で、「
プリぺアド・ピアノ」というのがあります。
「prepared」準備された、ピアノ
グランドピアノの弦の上にヘアピンを載せることで本来のピアノの音色を変化させてるんです。
こういうことをポップミュージック界でやりだしたのは60年代のブライアン・ウィルソンが初めてだと思う。
あの時点で間違いなく、ビートルズなんかよりも時代の先端を行っていたブライアン。
よく言われるけど、ビートルズにはジョンとポールと、プロデューサーのジョージ・マーティンがいて、主にこの三人のタッグで傑作を量産していたわけだけど、それに対してブライアンは一人で対抗していた。作曲もアレンジもプロデュースもブライアンひとりでやっていた。
じゃあビーチボーイズの他の面々は何していたのか。
ライブをしていました。ツアーで全世界を回ってビーチボーイズを支えていた。メインボーカルの一人、マイク・ラブ(最年長)は作詞もしていたね。
他のメンバーがクリエイティブ方面でも力を発揮するのは、ブライアンがぶっ壊れて引きこもってしまってから。1968年ごろから徐々にほかのメンバーが作曲なんかもするようになります。
ブライアンはビーチボーイズの中心メンバーだけど、ブライアンがいなくなってもビーチボーイズはなくならなかった。それは他のメンバーががんばったからに他ならない。
活動50年以上、現在も現役バンドです。
とまあ、あんまり語りすぎてもあれなので、最後に!
ラストシーン!エンディングロールでブライアンご本人登場でこの映画の表題曲「ラブアンドマーシー」のライブ映像が流れます!これだけでも見る価値あり!
上映館が少ないのがネックなんですが(私は渋谷に観に行きました)、まあなんとか頑張って観に行ってみてくださいな。
ではでは。
------------ HERB(ハーブ) 4オクターブの音域と抜群の声量を武器に、
ジャンル不問で曲を歌い分ける表現力を持つ
ボーカル&ギターMasato(マサト)
多彩なアレンジ能力を持つ
コーラス&キーボードTact(タクト)
二人の織り成す音の七草ハーモニー。 公式サイトではオリジナルCDの試聴や、
手作り感満載のネットラジオを公開中。 また、You TubeHERB(ハーブ)channelでは、
HERBの過去のLIVE映像が視聴できます。