少し前になりますが、関東から友人が2組来てくださったおかげで
鳥獣戯画で有名な高山寺を訪ねることができました!
青もみじの美しい季節で
静かでゆっくりできて良かったです☺️
短期間に2回も訪問して
高山寺を開いた明恵上人の世界に浸ることが出来ました🥰
松の木に座り瞑想する上人を描いた
明恵上人樹上坐禅像に引き込まれました。
明恵上人樹上坐禅像
高山寺の松林の中、自然に溶け込むように
坐禅する上人。
藤が絡み、小鳥やリスの姿も描かれています。
上人はおごりを戒め、仏道に邁進するため
自分の右耳を切り落としたことが知られています。
変わった人〜と言われていますが
どこまでも自分に厳しい
その姿勢、尊敬します🙏
右耳を切った苦痛に耐え
華厳経を一心に唱えていると
空中に金の獅子に乗った文殊菩薩が現れたそうです。
このような修行中の宗教的体験も
明恵上人の夢記に遺されています。
19歳から58歳まで40年もの間
睡眠中、坐禅中の
夢を書き記した明恵上人。
明恵にとって夢は
仏の世界からのメッセージ
だったようです。
もっと知りたくなって
中之島香雪美術館に行き
過去の展覧会
『明恵の夢と高山寺』の図録を買いました。
表紙にはまるで星の王子さまのように上人がコラージュされていて❤️
棚にしまうのがもったいないほど。
学芸員の方の解説文もわかりやすく
全体像をつかむことができました。
中之島香雪美術館 図録 2019年
また、奥田勲氏の著した
「明恵 遍歴と夢」という本にも出会いました。
まだまだ読みこなせていませんが💦
勝手ながらこちらに引用させていただきます。
『明恵における夢と夢記は
このように仏にひたすら仕え
仏によって全く許された一個の人格が
ためらいや自意識による歪曲もなく
「水を飲む」ように夢見ては書き綴った
魂の鮮かな軌跡なのだろう。』
心に染みる
素晴らしい文章です。
「あるべきようは」※を唱え
夢を記録し続けた明恵上人。
そうだ、引越してからバタバタしてしまっていたけれど
また夢を書き留めてみよう、と
白い手帳を枕元に置いた所です💤
ただ邪念でいっぱいのまま夢を見ても仕方ありません。
行いや食事など、日々の生活を整えることによってようやく
魂からのメッセージとしての夢をみることができる…
明恵上人にはそれができていたのですね!
まさに「あるべきようは」だなぁ。
※ 「阿留辺畿夜宇和」とも表記され、本来あるべき理想像を問いかけ、その姿を目指すこと
高山寺石水院からの眺め
石水院には明恵上人の愛した善財童子や
子犬の木像も展示されていました。
縁側に座って風を感じながら🌿
心を落ち着けるのも良いかもしれません。
高山寺には
日本最古の茶園もあります。
喫茶養生記で知られる栄西禅師が
明恵上人にお茶の種をプレゼントしたそうです。
宇治茶はここから始まったのですね🍵
高山寺日本最古の茶園
いつの日か
上人が草庵を構えた紀州の白上の峰や
苅藻島も訪ねてみたいです。
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