ハーブのミュージアム ― アロマ・ハーブ・自然についての博物館 ―

ハーブのミュージアム ― アロマ・ハーブ・自然についての博物館 ―

アロマテラピー・ハーブ・自然環境などについて情報提供や交流を行うためのサイトです。

ハーブのミュージアム-INFORMATION

当ミュージアムについて

このブログ「ハーブのミュージアム」は、健康や生活に役立つアロマ・ハーブについて学習や情報交換をするためのWEB上の博物館です。生物講師でありアロマテラピーインストラクターでもある筆者が館長をつとめています。

このミュージアムの運営は、営利目的ではなく、個人的な楽しみのみから行っています。ミュージアム内の情報に関して、企業や団体から一切の利益などを受け取っておりません。

館内MAP・案内

このミュージアムでは、次のようなコーナーを用意しています。ページ上部にある、横に並んだメニューのリストをクリックすると、そのコーナーへと移動することができます。

アロマ・ハーブコーナー

アロマテラピーやハーブ療法についてのコーナーです。アロマテラピー検定やアロマテラピーインストラクターなどの検定・資格試験にも対応しています。

人間・生物コーナー

人間と植物の体や生活についてのコーナーです。

環境・地球コーナー

生態系や環境問題など環境や地球についてのコーナーです。

情報・資料コーナー

このブログのほか、ハーブや自然についての情報を紹介するコーナーです。

館長の日記

このブログの管理人による、指導の仕事や、ハーブ・自然との関わりについての日記です。

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エラシストラトス

<アンティオコスの病の原因を発見するエラシストラトス>

エラシストラトス(前304~前250年頃)は,ヘレニズム時代に活躍したギリシア系の医学者です。

経歴

エラシストラトスは,ギリシア系の人で,紀元前300年頃にエーゲ海の島で生まれました。一時は西アジアのシリアに住み,その後,当時の学問の中心地であったエジプトのアレクサンドリアへと移りました。

シリアでは,セレウコス朝シリア王国の建国者セレウコス1世の息子アンティオコスの病気の原因を見事に突き止めて見事に解決へと導き,名医としての評判を得たと言われます。そして,アレクサンドリアでは,解剖学の祖として知られるヘロフィロスとともに医学校を設立し,人体の解剖を行って人体や病気の原理についての研究と指導に従事しました。

業績

エラシストラトスは,人体の解剖にもとづいて,循環器系や神経系などについての研究を行い,生理学の領域において大きな成果を上げました。

彼は,心臓と血管を詳しく調べて血液循環の仕組みについて重要な発見を行い,また脳と神経を調べてその構造やメカニズムについて仮説を提唱しました。

このように,実験にもとづいて人体の機能・仕組みについての本格的な研究を行ったことから,エラシストラトスは生理学の祖とされています。

ヘロフィロス(前340年頃~前260年頃)は,ヘレニズム時代に活躍した,小アジア出身でエジプトのアレクサンドリアで研究を行った医学者です。

経歴

ヘロフィロスは,紀元前340年から紀元前330年頃に,小アジアの北西部のカルケドンで生まれました。

後に,当時の学問の中心地であったエジプトのアレクサンドリアに移り住みます。このアレクサンドリアで,彼は医学の研究を行い,また医学校を設立して指導も行いました。

業績

ヘロフィロスは,初めて科学的な人体の解剖を行った医学者として知られます。

彼は,人体の構造を調べるために,さかんに人間の身体の解剖を行いました。死刑囚を使って生体解剖を行ったとも伝えられています。

このような解剖を通じて,ヘロフィロスは,神経・血管・消化器・生殖器などの器官を詳細に調べ,その構造を明らかにしました。彼は,神経については感覚神経と運動神経を,血管については動脈と静脈を識別し,また消化器では十二指腸,生殖器では前立腺を発見して命名しています。

こうして,ヘロフィロスは解剖にもとづく医学研究の先駆者となり,解剖学の祖とも呼ばれています。

ガレノス

<ガレノス>

経歴

ガレノスは,西暦2世紀のローマ帝国で活躍した医師・医学者です。

ガレノスは,西暦129年頃,小アジア西部のペルガモンで,ギリシア人の家系に生まれました。彼は,エジプトのアレクサンドリアなどで医学を学んだ後,故郷に戻って医師になります。

西暦162年には,ローマ帝国の首都であるローマへと渡り,この地で医師として活躍するようになりました。周囲の医師からの嫉妬のために一度は帰郷しましたが,ローマ皇帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌスから熱心に招かれためにローマに戻り,その侍医として仕えました。

業績

ガレノスは,ヒポクラテス以来のギリシアの医学を基礎としつつ,自身でも人体や医学について幅広い研究を行い,多くの業績を残しました。

ガレノスは,サルやブタなどの動物の解剖を行って,生物の体の構造について理解を深めました。彼は,こうした実験にもとづいた知識を活かしながら,人体や病気の原理についての探究を進め,体の機能や病気のメカニズムについての理論を提唱しました。また,治療のために,食事や運動を重視したほか,植物を原料とする薬剤も製造しています。

こうしてガレノスは,ギリシア・ローマの時代に発達した古代の医学を集大成することになりました。以後,その研究は,アラビアの医学の発展を支え,またヨーロッパでは医学の基本とされるなど,ガレノスは17世紀頃まで医学の世界における最大の権威であり続けました。