横利根川の網外でカメラごと落水してしまった。
言い訳をさせてもらえば、中島屋からぐる〜〜〜っと、横利根川を歩まくりで取材して来ていたので、もう相当、「足にキテいた」のだ。
網際がよく釣れているということで、網をナメつつ竿を絞っている写真を撮ろうとカメラを構えてジワリジワリと後すざり。
「あっ」
護岸から足を滑らせ踏ん張ることすら出来ないままドッボ〜ン。釣り場には今まで何度か入水しているが、落水する時はいつもいつの時も本当に一瞬の出来事である。そして、どんな抵抗も無意味。
とにかくカメラ(今まで撮った画像。前日にはスギタツの取材もしていたしね)のことが心配で、早く上がらないといけない。足がつく深さではなく、足を蹴り蹴り両手を伸ばしまくりで護岸をつかもうとするが、新護岸は思った以上に高くなかなかつかめない。なんとか指先を掛けると、誰かが左腕をムンズとつかんでくれた。近くで釣りをしていたバサーのあんちゃんたち3人掛かりでこの重たい体を引き上げてくれたのだ。本当に助かりました。ありがとう!
上がるやいなや、なんとか画像データだけは生きていてくれと願いつつカメラからカードとバッテリーを引抜く。レンズにもすっかり水が入っていた。
もうダメだろうと思いながらも、車の暖房を最大にしてカメラ、レンズに入った水をしっかりと飛ばす。そして、ジップロックに乾燥剤と一緒に入れ、そのまま3日間放置した。そして今日、ついに電源を入れる。果たしてどうなるのか、コワっ!
網際。ここから対岸に行くには、遥か遠くの横利根大橋を渡り帰って来なければいけない。
遠いわ!
今はカメラの修理代すら心配なのに、「おっ、200万円なら買っちゃおう!」なんてのんきなことを考えていたのもいけなかった。
バッチリ乾燥させまくり。これで電源が入らなきゃアウト!
入れますよ。バッテリーを入れちゃいますよ〜。
ぬわっ!? バッテリーが空っぽ。使っていた上に3日間も放置してたんじゃそりゃそうか。でもここでこのマークが点滅するということは大丈夫なのか? ということで、只今、バッテリーを充電中。奇跡のカメラ復活劇はもうしばらくお待ち下さい。
いやいや、一番大事なのは画像データ。
これが何事もなかったかのように普通に残ってました。とりあえずほっとしています。