東京→名古屋→福岡→大阪と1年掛けて回る最終開催地。ボストンに戻ったら 此れほど纏めての機会はないでしょう。正に目の正月でした。
天王寺公園を出ると新世界。50円には驚いた。中之島で働いていた新入社員の頃、この自販機に近いレコード屋さんで、河内音頭・江州音頭そして浪花節のレコードを よく買いました。
自販機から少し歩くと、有名な河豚の看板。背景の空がなくなったのは 少し残念。
ジャンジャン横丁の著名な串カツ屋、てんぐ&八重勝の前を過ぎた所にあるのが麻雀の新南陽。大阪のフリーの雀荘と云えば2千点持ちのブー麻雀!誰かが2千点越えるか ハコ割れした時点で終了となり、配給の2千点の下に何人いるかで、賞金が異なる。皆、マルエーと呼ばれる三人沈みを目指します。上がりだけ240点(子)、食い平和320点(子)なんて点数があり・・・ドラは1枚300点、面前が300点。私の記憶が間違っていなければ、一番効率良いのは東一局、親のリーチドラ1。出上がりなら960+ドラ300+面前300=1560点で主導権を握ることが出来、自模れば480+ドラ100+面前100=680オールの2040点でマルエー。これがリーチタンヤオやリーチ平和ドラ1だと・・・出上がりするや、チンマイと呼ばれる一人沈みで終わってしまうのです。 中之島の新入社員時代、独身寮の食事がない金曜日はブー麻雀→焼肉屋でした。よく行ったのは環状線 京橋駅前の京一。体育館かと見紛うような広いフロアに、チョッキを着たメンバーが忙しく動き回っていた。煙草のピースを印刷した紙が金券だった。今はブー麻雀の店も減り・・・新南陽は大阪の文化を伝える数少ない場所と聞きます。いつかルールを復習して、ゆっくり卓に座ってみたいものです。
吉本亜土