先日の例会は開始から納竿1時間前まで頭をフル回転させたので非常に疲れた。

短時間で良いから、もう少しノンビリと釣りたい、と鎌北湖に行くことにした。

 

6時半に、カーブミラー下に到着。雨が降る前に釣りを開始しようと汗をかきながらテキパキと準備を済ませる。

(エンテイ方面)

 

(上流方面)

 

(対岸。左側の廃墟には、見える人には見えるのだろうか)

 

竿は久々に魚心観 15.2尺

 

 

道糸は東レ将燐へらフロロの1.0号、ハリスは将燐へらフロロで0.5号で上が45cmで下が60cm。鈎は角マルチ7号。ウキは忠相のek Max SPL 14番。

エサはカクシン120cc、カルネバ120cc、凄麩120cc、浅ダナ一本120cc、水120cc。


エサ落ちを測っているときからウキ近くの水面に子ベラがワンサカと集まっている。

第1投目は7時15分。案の定、1投目から10cm弱の子ベラが連荘で掛かってきた。今日も大変そうだ。エサに凄麩をパラッと混ぜ込み芯を強くすると何とかナジむようになる。硬さで持たす方向で釣り進めようと思った15投目、3目盛ほどナジんで、すぐにユックリと2目盛上がったところでズバッと消し込んだ。割れ落ちかなと思っていたので、合わせは少し遅れ気味だったが、糸鳴りをさせながら竿を大きくしならす。重量感のある引き味に喜ぶものの、直ぐに水面まで上がってきて、最後はほぼ無抵抗だった。

 


型は9寸程度と悪くないが、ちょっとスリム。

そして、この直ぐ後にスリムな同サイズが来る。早速両目が開いた。今日は調子が良さそうだ。

 

エサのタッチやサイズを探ったが、ネバり気が強いボソを10円玉くらいのサイズで付けると良い。また、エサの持ちが不安定だったので、ハリスを30cmと45cm、鈎を8号に変えた。1ボール分、50分弱打って6枚釣れた。

 

最初のエサだと、もう少し粘りが欲しかったのでエサのブレンドを変える。

エサはカクシン120cc、カルネバ120cc、凄麩120cc、ガッテン120cc、水120cc。

 

基エサを掻き混ぜて粘りを調整すると地合いができた。

とはいっても、子ベラとアブラッパヤの猛攻をかいくぐっての釣りなのでガンガンとは釣れない。3連荘が1回、連荘は数回あっただけで10時前までに20枚を超えた程度だ。

 

11時までの1時間で何枚釣れるかな、次のエサを作ろうかなと考えていると、合わせた途端に竿先が軽くなった。穂先がウキ近くにポタンと落ち、ユックリと沈んでいく。ダッシュで車に行き、磯竿にリールを取り付けて戻る。先にドボン用のナス型オモリ1号を付けて穂先を探す。しかし、一向に穂先は回収できない。次はダウンショットリグにして周辺を探っていく。竿の長さが5mと長いので、ピッチングを繰り返していると手首が痛くなってくる。手首を固定し、腕だけでピッチングを続ける。

底が上手く拾えていないと判断し、買ったばかりの板オモリを追加して、根掛かりを恐れずにユックリと底をトレースする。20投もしただろうか、ガチッと根掛かりしたので竿でラインをあおると上手くオモリが外れ、そのまま低いとズルズルと何か引きずってくる。枯枝でも拾ったのかなと思うとウキと共に穂先がみえてきた。外れないように慌てずにスルスルとリールを巻く。無事に回収したときはホッとした。雨と汗でビチョビチョになったし、手首は痛かったが、努力が報われた。

 

穂先を差し込んでみるとピタッと嵌る。良かった、口割れしていなかった。残ったエサを使って4枚追加した。当然、一枚釣る毎に差し込みをチェックする。最後に残ったエサは一つ分しかなく、それを上鈎に付けると浅いナジミから大きく消し込んで上りベラが出た。精神的に疲れ切っており、もうこれ以上は無理。充分だと11時過ぎに納竿とした。トータルで30枚弱といったところだろう。

 

それにしても、今日は痩せたフナ族ばっかり釣れた。

先祖帰りしたのだろうか。ゲンゴロウブナのようなヘラばかりで、肩が張ったヘラらしいヘラは数枚だけだった。釣りながら、昔、富士見園で、こういうヘラをガンガン釣ったよな、なんて考えてしまった。まぁ、当時のサイズは7寸クラスだったので、引きはこちらの方が強い分だけ楽しい。ただ、ヘラの諦めが早く、ガンジーよろしく、ヒットから二押しくらいで無抵抗主義になるのは残念だったが。

 

それにしても、穂先を飛ばしたことは大いに反省すべきだ。最初の数枚や10枚くらいで差し込みを確認していたのだが、ウッカリ釣りに夢中になっていた。竹竿は曲がるから嫌だという人は少なくないが、差し込みも問題になることがある。先日の例会では、こまめにチェックするねぇ、と会長に褒められたのだが、すぐに慢心して下手を打つ。なかなか成熟しないもんだ。

 

それでは、また。