3時半過ぎに関越に入り、どこに行こうか考えながら運転する。

鎌北湖は楽しいが釣りが大雑把になるし、箕和田湖だと15尺で深宙ができる場所は限られているし、なんて考えていると鶴ヶ島JCTを超えてしまい両湖とも候補から外れる。円良田湖は今度の例会だから試釣を兼ねてもと一瞬思ったが、逆に来週行くんだったら今日は行かなくてもいいか、となってしまう。間瀬湖ならばボートで釣りたいが今日は半日の予定なので、それもない。ボートを固定する器具も家に置いてきてしまったし。三名湖かダムだよな、と釣り場を絞り込みながら、本庄児玉ICで降りる。牛丼屋で牛皿定職を食べながら、よし、ダムにしょうと決める。

 

5時過ぎに到着する。

前回の例会以来だから、ずいぶんとご無沙汰になる。。

 

(桟橋全景)

(前方に農協ワンド。水位が上がって、ワンドらしくなってきた)

 

(前方のひょうたん島はひょうたん岬のまま。この先で釣りをしたいのだが)

 

事務所に入って支払いを済ませると、窓に貼ってあるポスターに目が行く。

 

 

ポスターを前に管理人さんと話しをする。

「今年もやるんだ。鬼石の観光もがんばるねぇ」

「ただ、担当が変わったんだが、釣りをしないので全くわかっていないんで困ったよ」

「でも、前任を引き継いだのでしょう。問題なんかあるの?}

「いや、今年はボートではなく、桟橋での開催になったんだよ」

「はぁ? あっ、確かに桟橋になってるじゃん」

 

 

「入ったって30人くらいだろう。しかも、今年は(山水ボートが廃業したから)多いのに。もう、知らねぇよ」

「やってもうたなぁ(笑)。10/6は近寄らないようにしようっと」

 

ということで、参加したい方は混雑必至になることを覚悟されたし。

 

さて、ボート教習はないとのことなので、内マスの真ん中より奥側に入る。

竿は櫓聲の15尺。この軟らかい竿を大きくしならせたくて、釣り場選びに悩んだのだ。

 

 

道糸は東レ将燐へらフロロの1.0号、ハリスは将燐へらフロロで0.5号で上が45cmで下が60cm。鈎はだんごマスター7号。ウキは忠相のNext Stage G 12番。

エサはカクシン120cc、カルネバ120cc、凄麩120cc、ガッテン120cc、水120ccを手水で調整したもの。

 

6時にエサ打ち開始。10投ほどでサワリが出たが強いアタリがでない。タナが違い過ぎるのかなと思ったところで、5節ほど弱く大きく入ったがスレバラシ。まぁ、開始時は何でも積極的に合わせていくので、無問題、無問題とうそぶく。居れば釣れるのがダムの良いところで、2投後、フワフワとしながらなじんでから一節上げてから、一呼吸空けて、ツンと一節入る。合わせると、ピューと気持ちよく穂先が水を切り、竿全体は大きく曲がる。これ、これ、と時間を掛けて丁寧にやり取りをし、無事に片目が開く。

 

(全然、ピントが合わない。いいかげん、買換え時とわかっているのだが)

 

 

尻尾がきれいな8寸強。すぐに両目が開き、これは釣れそうだぞ、と気合いをいれる。まずは、空を気にしないで寄せることに意識を置き、強い空ツンが続いたところでタッチや粘りを探る。やや粘りが強いネバの小エサだと途切れることなく、空が消えることが判った。時速12枚で連荘も少ないのは、最初空ツンに苦戦した結果だ。さぁ、これからとなるのだろうが、もう満足してしまった。

 

ただ、数を伸ばしても面白くないので、型を揃えることにトライする。前回の例会で勝ったのは上手く型を揃えられたからだと思っていたので、その検証という意味もある。

 

エサのブレンドを変える。

カクシン120cc、カルネバ120cc、浅ダナ一本120cc、凄麩120cc、水120cc。

ここで、カップ1杯あたりの麩エサの量をやや多めにしてネバボソに仕上げた。小さいヘラを上にはじくつもりで、ボソッ気を出したいのだ。エサのサイズはやや大きめにして打って行くと、型は9寸から泣き尺くらいまでサイズアップしてきた。ただ、上でのアタックが強く、段々と持たないことが増えてきたので、掻き混ぜてネバを強めると麩が詰まってきたため空がひどくなってきた。そして、釣れたときも水中アタリなのが不満だ。

 

次は、少し重めにしてみる。

カクシン120cc、カルネバ120cc、浅ダナ一本120cc、コウテン120cc、水120cc。

 

凄麩をコウテンに換えたのだが今一つ持たせきれない。コウテンって周りが言うほどいいエサなのか、って思ってしまう。自分は凄麩の方が好きだから、つい凄麩を選んでしまう。こういう考えは良くないと判っているので、良いと聞くと自分で納得がいくまで頑張って試してみる。

 

そこで、さらにブレンドを変える。

 

カクシン120cc、カルネバ120cc、ガッテン120cc、コウテン120cc、水120cc。

これでも今一つで、決まったとはならない。気分転換に竿を京楽 志野に換える。

 

 

そして、鈎を角マルチ7号に交換する。これでエサはきっちりとタナに届くようになったが、まだ上でワチャワチャ叩かれていて決まらない。

 

型を揃えるのを諦めて、エサを小さくする。しばらくすると良い動きで釣れるようになる。何より型も悪くない。

 

 

ラスト一投で上がりベラが出た11時半過ぎに納竿とした。

 

9時過ぎくらいから活性が変わったのだが、その原因がエサの変更と勘違いして調整したのが失敗だった。型を揃えられると判断したのだが、しばらくすると活性が変わり、普通にエサを打っていけば小さいヘラはやや上に定位するようになっていたと思う。だからこそ、タナに届けるエサの量は少なめにしておかないと、上のヘラがはしゃいでエサが持たない、糸ズレが多くなり釣りにならなかったのだと。

 

短い時間だったが色々と試し、最終的には釣れるようになったので満足がいく釣行になった。来週は円良田湖でいじめられるかと思うと気が重いが。

 

それでは、また。